お盆休みの真っ最中で八ヶ岳は観光客で大賑わい。3年ぶりの行動規制の無いお盆休みに、みんな我先にと行動しているのだろう。
甲信地方、つまり長野県から山梨県あたりは、蕎麦どころとして有名だ。観光客は、兎に角有名蕎麦屋に押しかける。結果なんと、ざる蕎麦一枚食べるために2時間待ちなんてのも、ザラにある。
このあたりで蕎麦を食べると、どこの店でもある一定以上のクオリティーが有り、それなりに旨いので、わざわざ混み合っている有名店で延々と待つ必要はないと思うのだが、そこはやっぱり観光客の悲しい性なのだろう。
我が家の近くにも有名な蕎麦屋が何軒もある。しかし、ハッキリ言うが、有名店が特別に旨いとは限らない。先に言ったが、どの店でもそれなりに旨いのだ。だから、「あそこの蕎麦は旨い」というのは単なる好みの問題。
しかし、観光客を相手にしている店の中には、どう考えてもお値段が「?」な設定の店も多々ある。こういう店は地元民は絶対に行かない。同じクオリティーなら安くて空いている、地元民御用達の店がイイに決まっている。
我々もお気に入りの安くて好みの蕎麦屋があるが、最近は自宅で蕎麦を茹でるのにハマっている。このあたりのスーパーは、蕎麦どころということもあって、ものすごく沢山の種類の乾麺の蕎麦が売っている。毎回、違うのを選んで、食べ比べ、最終的に一番の好みを決めたいのだ。
んで、蕎麦にはやっぱり天ぷらが絶対欲しい。昔、天ぷらを作るのは苦手だったのだが、最近は「天ぷら粉」という魔法の粉があり、これを使うと、アラ不思議!プロ並みの天ぷらがいとも簡単に出来てしまう。メーカーの弛みない努力には感服する。
揚げたての天ぷらに茹で上げて冷水で〆た蕎麦は最高に旨い。最初はビールで始まるも、中盤からは当然日本酒となる。ついつい盃を重ね、とっぷりと酔っぱらって欠伸の時間が来ても、自宅蕎麦屋なのだから何の心配もない。
残った天ぷらは、もちろん翌日に天丼となる。家庭の天丼は、衣がたれを含んでブヨブヨになるのだが、それがまた、たまらなく懐かしく、美味しいのだ。
そのうち、一番の好みの蕎麦が決まった暁には、我が家は秘密の蕎麦屋「もののけ蕎麦」となる。来訪客に限り、自慢の天ざる蕎麦を御馳走して進ぜよう。
「いや~、折角なら、有名店の蕎麦がたべたいなあ~」
という輩は、有名店で2時間待つがよろし。


