シェンロンネット

自分がお客様のところへサポートに歩いているとですね、


はたなか

はい。


シェンロンネット

玄関先に、

「生命はどこから来たのか」

なんて言うタイトルの冊子が置かれている事があるんですよ。


どうしたんですかこれ?って聞くと、

「いや、無理やり置いて行ったんだ」

って言うんですよね。


お借りして発行者を見てみると、

“ものみの塔”だったりするんですね。


はたなか

うちへも時々来ますよ。


少しでも話を聞くそぶりを見せると、

ここぞとばかりに延々と話し続けるんで

まともに取り合わないようにしています。


シェンロンネット

人間と言う生物が進化の果てに生まれたのか、

それとも何らかの大いなる存在によってデザインされたのか

なんて言う話は、実際のところどっちでもかまわないんです。


実際のところ実にどうでもいい話で、

今すぐ決着をつけなければならない事ではないんですね。

そんなところは、今騒がなければならない事ではないんですよ。


なんと言うか、器の小さい人ほど、

どうでも良い事を大きく騒ぐんですね。

コミュニケーション能力に掛ける人の特徴でもあります。


コミュニケーションの極意(1) 人は、「興味のないハナシ」は聴かない
 ビジネスパーソンにとってもっとも重要な能力は「コミュニケーション力」だといわれています。では、そも..........≪続きを読む≫


はたなか

農家民宿って、結局の所お客様との間に良好な

コミュニケーションを作ることが仕事なわけですよ。


物やサービスの値段と言うのが、

結局「ありがとう」の値段だというのは、

物の値段は感謝の値段。[100円のコーラを1000円で売る方法]

で触れていますけれど、


結局のところ、農家だって「生産物を売る」事で生計を
立てているんだから、そこには買ってくださる方との

コミュニケーションが必ずあるんです。

シェンロンネット

農家の実態が個人事業主だと言う事は、

ここにもう1本の柱を立てよう。収入の柱を。 とか

補助金は農家を乞食にするのか? とかでも触れていますが、


農協や市場へ出荷しているだけでは、いわゆる“市場価格”が

一般消費者とのコミュニケーションの結果であると言う事が

分かりにくくなっていますよね。


まぁ、間に流通機構が何重にも入るわけですから、

ピンと来なくて当然ではあるんですが、

最終的に消費者に欲しいと思わないものや、

関心を持たれない物はどんなに安くしても売れません。

逆に、どんなに付加価値をつけているつもりでも、

見当違いの方向だったりすれば、

やっぱり関心を持ってもらえないので売れません。


はたなか

最近よく言われる「第6次産業化」というのは、

流通の過程そのものに農業従事者がかかわるようにして、

少しでも農業に携わる者の取り分を多くしようと言う

試みでもあるんです。


ただ、どうしても広まるスピードは遅いですね。


シェンロンネット

農協や市場に出荷しているだけの農家だって、

無くてはならない存在ではあるんです。


とにかく安い食材にしか感心が無かったり、

現実問題として安い食材しか買えない人たちだって

いるわけですから。


でも、そういう原材料としてしか扱われないような農産物って、

マネーコストの面で輸入品には勝てないんですよ。


単純作業の労働力としては、

日本国内の労働者では人件費が掛かりすぎて

割に合わなくなっているように、


いくらでも代わりがあると思われているような状態では、

もっと安いものと取り替えられてしまっても文句は言えません。

だって、買ってくださる人たちの財布にも限度があるんだから。


はたなか

確かにね、高く買って欲しいけれども、品質を良くしたり

適切な付加価値を考えてつけると言うような

手間をかけるのはいやだと言うようではお話にならないんです。


シェンロンネット

例えばですが、不景気だ不景気だといっても、

尖閣諸島を購入しようという石原都知事の

募金の呼びかけに10何億円も集まったりとか、

必要と有ればお金を出す人はいっぱい居るわけですね?


はたなか

それはその通りですね。はたなかのお客様でも、

割と裕福というか、お金に余裕のある人が多いです。


もっとも、生活に余裕の無い人は旅行なんてしないでしょうが。


シェンロンネット

既にお金に余裕のある人がよりお金持ちになっていって、

貧乏人はより貧乏になっていく。


日銀が通貨の流通料をコントロールしているので、

日本という国からお金がなくなってしまったわけでは有りません。

富の集中が起こっているだけなんです。


これを、「許せない」とか騒いでみても始まりません。


はたなか

それは、その通りですね。

お金持ちを吊るし上げている限り何も変わりません。


シェンロンネット

それでですね、こういう状況下である事が分かっているのに、

どうしてみんなお金を使う余裕の無い貧乏人を相手に

商売しようとするのかな~って。


はたなか

ああ、そういう発想は無かったですね。


シェンロンネット

ヨーロッパの高級品って、

不景気だろうがなんだろうが容赦なく高いんですよ。


例えばポルシェなんかは、

車両そのものの基本価格が平気で1500万円とかします。

フルオプションとかすると2000万円超えることなんか

ざらに有ります。


ロールスロイス然り、フェラーリ然り。

そうやって高額な商品を作り続けることで、お金持ちに

お金を使ってもらおうとするんです。


逆に、トヨタなんかは高級車の値段を下げていますね?

そこには、金持ちにお金を使ってもらって、

経済を廻していってもらおうという発想は無いわけですね。


最終的に「作ったものを売って収入を得る」という事が

変わらない以上、農家だって同じことが言えるんです。


はたなか

なるほどね。高く買ってもらえる人達に、

関心をもってもらえるように振舞わなければいけないんですね。


シェンロンネット

農産物からの収益を増やそうと思ったら、

そこは避けては通れない道ですね。

分からないからといって、

人任せにしていたら伸びない部分なんですよ。


はたなか

高く買ってもらえるような人達と、

どうやったらコミュニケーションが取れるんですか?


シェンロンネット

代々続いているような富豪の事は分かりませんが、

ここ何年かで急速に金持ちになったような人達は、

まず間違いなくインターネットを活用して金持ちになっているんです。


それに、金持ちに限らず、何か調べようと思ったら

まず最初にすることってインターネットで検索することなんですね。


だから、インターネットを活用しない手はありません。


はたなか

そうすると、

「インターネットの効果的な使い方」

と言うのが今後の話題ですか?


シェンロンネット

確かに、重要な課題の一つではありますね。


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語り手:農家民宿はたなか
聞き手:神龍ネット

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