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仕事を終えてスマホを確認すると
夫から
「いまから社宅を出るから
着くのは夜中かもしれん。
寝てていいで」
とLINEが入ってた。
わたしは昼勤だったため
夜には会えるなーと思い
胃薬を飲みながら
なんとかかんとか
仕事終了。
保育園のお迎えにいき
急いで帰宅。
父さんも母さんも
ソワソワと落ち着かず。
父さんは何度も玄関の方を見てるし
母さんは縁側に歩いて行ったり
障子をしめたり開けたりしてる。
夫の帰省を家族みんなが
心待ちにしているのが
めっちゃ伝わってくる。
子どもたちには
もうすぐ帰ってくるでーとだけ伝え
今日なのか、明日なのか
うやむやにしました。
夫の帰省が突然キャンセルになったとき
子どもたちが傷つくことを考えると
わたしも息が止まりそうになるから
最悪のパターンを予測して
言葉を選びました。
夫からLINEが入っていた時間を確認し
おおよその帰宅時間を予測。
0時に着けば早い方やな・・。
ごはんは済ませてくるって
書いてあるし
玄関の鍵は
いつもの隠し場所に置いたし
スペアキーも持ってるはずやし。
夫の布団を何度も干して
子どもたちの横に敷きました。
子どもたちには
「寝相が悪いから布団増やすでー」
と説明。
俊と仁はゴロゴロと布団の上を
転がって遊び、
喜んでいました。
わたしはとにかく
胃が痛くて
時々冷や汗が出る。
ほんっまに困った。
ご飯を食べるんが怖くて
薄めたみそ汁に
少しだけごはんを入れて
雑炊にして食べた。
横になると胃液がこみあげて
くるときがあるから
壁に寄りかかりながら
ブログを書いたり
胃痛を調べたり。
21時を過ぎたころ
玄関の開く音がする。
え。
スマホを見てたから
夫からLINEが入っていないことは
間違いない。
でも、この時間でこのタイミング。
泥棒より夫率の方が高い！
玄関を見に行くと
父さんと母さんも出てきた。
夫が立ってた。
おかえりー！！！！
嬉しくて声が出てこない。
喉がつまるみたいに
ぎゅっとして
目があつくなる。
父さんと母さんも
めーっちゃ嬉しそう。
夫はいつもの笑顔で
「はよついたやろ？」と
得意顔でした。
みんなで居間に戻って
こたつを付けて入りました。
わたしは胸がいっぱいで
夫の顔を見たら
両親の前なのに泣いてしまいそうで
台所に逃げてお茶の準備。
あと夫用に作っておいた
おにぎりをチンして
みそ汁を温め直す。
夫用の煮卵もつくったから
漬物と一緒にお皿に盛って運びました。
チラチラと夫を見てみると
髪がすこしうすくなってる。
やけど夫の笑顔はいつも通りでした。
帰省までの道中のことや
子どもたちが
ほんまに心待ちにしていたこと、
いつまで滞在できるんか
話したいことが多すぎて
ぜんっぜん時間が足りん。
会話が始まって間もないとき
子どもたちの寝顔が見たいと
夫だけ寝室に入っていき
１０分くらい戻ってきませんでした。
きっと子どもたちの顔を
ながめながら
まったりしてるんやろなーと思って
両親とわたしは居間で待ってました。
みんな夫と話がしたい。
もっともっと話を聞きたい。
でも夫の目が疲れていて
くぼんで見えたし
明日も野菜の出荷があるので
1時間弱おしゃべりしてから
寝ることになりました。
夫はお風呂へいき、
わたしは食器の片づけ。
それにしても胃が痛い。
夫に言いたくない。
明日の朝には治っているはず。
夫とテルマエロマエガチャの話をして
お互いのスマホで
画面をみながらお風呂わかしをして
久しぶりに
子どもを挟んで休みました。
