少し、僕の「未完成な本能」の話をします。

昔から、どうしようもなく惹かれてしまう箇所があります。
それは、女性の美しい「指先」、そして言葉をこぼす「口元」

綺麗に手入れされているのに、どこか寂しげにグラスに触れる指先。
そして、普段は社会的な理性の言葉を発しているその唇が、夜の深い時間、

しずかな通話の向こうで、ふと熱を帯びていく瞬間。

言葉を紡ぐときの、かすかな息遣い。
濡れたような生命の体温が、スマホ越しにこちらの鼓膜へと伝わってくる。
その「口元の湿度」に触れたとき、私の奥底にある狂おしいほどの執着が、

静かに目を覚まします。

それは、現実の社会生活では決して誰にも見せることのない、

僕のフェチズムであり、剥き出しの衝動。

僕はあなたのリアルな境界線を強引に踏み越えるような無作法はしません。
けれど、言葉と声という「見えない糸」でつながり、お互いの理性の隙間に

潜り込むような、そんな深い溺れ方なら、いくらでもエスコートできます。

あなたの唇からこぼれる、誰にも言えない秘められた潤いを、僕に聴かせてほしい。
その時、私たちは日常を忘れて、本当の意味で満たされるはずだから。