vol.3632
筋トレとは、筋肉を鍛えてつけていく運動のことですが、「ボディビルダーみたいな使えない筋肉じゃなく動けるカラダが良い」という声を聞きます
おそらく、この使えない筋肉とは、運動に適していないカラダ、すなわち筋肉量が上がったのにも関わらず運動パフォーマンスは変わらなかったり逆に下がるという意味でしょう
私の価値観では、使える筋肉はその目的において向上しているもの、使えない筋肉はなりたい目的において向上につながらないものと思っています
ボディビルダーがムキムキなのにアスリートみたいに運動能力が高くないと思われているから、こんな発言が出るのかもしれませんね
筋トレには種類があります
目的によってこの種類を使い分けていく、もしくは段階的に変えていったり、異なる筋トレの種目を組み合わせることが大切です
例えば、走るのを速くしたい、高くジャンプしたい、速いボールを投げたい、サッカーのキック力を上げたいなど、運動能力やスポーツパフォーマンスアップのためには、連動性を高めることが必要不可欠となります
太もも前側だけいくらトレーニングしても、それが目的として動作においてカラダが連動して働かないと、パフォーマンスは上がらず、筋肉量アップしたのに運動能力は上がらない、すなわち使えない筋肉となってきます
ただ、ボディビルダーの方が太もも前側の筋肉量が小さくてそこがコンテストにおいて弱点であれば、太もも前側の選択的トレーニングは使える筋肉となるはずです
あなたが使える筋肉か、それとも使えない筋肉かは、おこなっている努力、ついた筋肉が目的に沿っているかを常に確認することで把握できると思います
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