「トライすらできないヤツが、やっている人間に何を言えるって言うんだ?」


ー ジョー・ストラマー ー








さて。


あー、なんというかどうやって検索したらこの場末のブログに辿り着くかアタシの知るところじゃありませんが、アナタも好きねえ、こんなニッチな話なのに(苦笑)


というわけで、タイトルどおりの作業です。当然このブログを参照に作業して、何か起きても一切俺は関知しません。作業の備忘録として書き記しているだけです。良い子はプロに任せましょう。特に電気関係はプロにお願いした方が間違いありません。悪い子はまあ自己責任でよーく考えてからやりましょう。もちろん質問されてもお答えできませんよ。


というわけで、交換に至った経緯から。





配線交換した理由?画質悪くて申し訳ねえっすけど、見てくださいよ、このメリケン配線。アメ車やバイク乗ってきた人間からすれば常識ですが、アメリカンクオリティのモノは何一つ信用ならんですよ。水の近くで使うのに少しとはいえ配線剥き出しですよ。2年でここの周辺の配線ガッチガチですよ。それがまず第一の理由。もう一つは俺が初歩的なミス(恥ずかしくてここには書けない)をやらかして配線の一部をダメにしちゃったのよ、それが第二の理由。


そんな訳で、配線図から描きましょうか。1分くらいで完成します、単純な配線ですから。ここに載せるほどじゃないですが、描いた方が良いです、俺達素人なんですから。できれば、ブレーカーも咬ませておきましょう。






次は「Lサイズ旗型ファストン端子 5個セット 8sqケーブル対応」をエレキの修理屋さん様より少し多目に購入します(お世話になりました)。多目に買う理由は単純、「初めて使う(触る)モノは練習が必要だから」です。値段も安いですし、カシメ方の練習をしたり、ハンダ付けした後の強度確認もしたかったので。失敗したと思ったら躊躇うことなく捨てられるってのは大事なことです、「足りないし、一応くっついてるし、大丈夫だよなあ」なんて不安なままの配線を使うのはおやめになった方が賢明でしょう。






お次は配線です。近所のホームセンターで探し回りましたが、5.5sqまでしかなかったので、諦めて秋葉原へ向かいます。(ネットは現物見れないのでやめた)。久々の秋葉原の空気に軽くやられながらも、目的の九州電気さんへ。購入予定の配線を見たら、俺が想像していたものと違ってました。危うく間違ったモノを買うところでした、ネットで買わなくてよかった。目的の8sqの赤黒を5m購入。色?そんなもん昔から配線は赤がプラスで黒がマイナスと決まってンですよ。オシャレな色に用はありませんぜ。8sqにしたのは旗型ファストン端子が8sq対応だったのと、せっかく交換するなら5.5sqより太くしたいなあと思っていたので。





どんどん進めますよ。ハンダの練習もOK、旗型ファストン端子のカシメもハンダも練習OK。もちろんハンダ付けの時はフラックスを塗るのを忘れずに。


さあ、本番いきますか。






被覆剥いて、配線出して、カシメて(専用工具でやってね)、熱収縮チューブ入れて、フラックス塗ってハンダ流し込んで、熱収縮チューブをライターで収縮させて完成。丸型端子はラジオペンチでカシメちゃダメですよ、抜けちゃいますからね。工具代ケチるなら自分でやらずにプロに任せましょう。





そうそう、ハンダ付けする時はヒートクリップで熱を逃がすのを忘れずにね。被覆溶けちゃうし、火傷したくもないでしょ?





さて裏面のネジを外したところです。こういうモノをいじる時の鉄則は、「とにかく写真を撮る」です。配線の流れ、旗型ファストン端子の向き、なんでもいいから写真に収めて(納めて?)おくと後々後悔しないですみます。





んで、旗型ファストン端子をラジオペンチでゆっくり抜いて、タイラップを切ります。古い配線とはこれでさようなら。ここで問題発生です。ペダル裏の樹脂部分が5.5sqの配線を通すにしても狭すぎます。元々の配線だって少し凹んでます、ダメでしょ、コレ。さすがメリケン設計。8sqの配線を通すなんて無理です。





ココを。





こう削ります(少し見難いですが)。そうすればなんとか8sqの配線でも2本通ります。多少の周囲の強度が低下するかもしれないので、当然自己責任です。最後はタイラップで配線留めて、スパイラルチューブでも巻いて、配線を保護しつつ、まとめやすいようにして完成でいいと思います。


あとは何度も現場でチェック。不必要な熱を持っていないか、どこか配線の取り回しに無理がないかなどなど。


というわけで、備忘録おしまい。良い子は絶対に真似してはいけません。




(登場人物列伝Nさんを更新しました)