皆さん こんにちは~! パリ個人旅行案内のNOTRE PARISノートル パリです。
お元気でしょうか?
パリのパラスホテルシリーズ②~⑦までで、最初にパラスホテルになった6件をご紹介しました。
その後、加えられたホテルをご紹介していきます。
今回は、シャングリ ホテルです。
現在コロナの為閉鎖中
2020年9月1日再オープン
シャングリラの入り口は、貴族の邸宅風♡
それもそのはず。この建物は、、、、
元々は、ナポレオン1世の甥っ子 ロラン ボナパルト プリンスの館だったのです。
下記が、建築された当時1896年。ルイ14世スタイル。
買った土地の建築許可が1891年におり建設に踏み切る。という事は、このお屋敷=オテル パーティキュリエの建築に5年ほどの歳月がかかったという事になる。
下記は、ナポレオン1世の甥っ子=ロラン ボナパルト プリンス
=ナポレオン1世の弟ルシアン ボナパルトの息子
1924年4月14日に、彼は、このお屋敷で他界しています。
ちなみに、他界当時に、彼の書斎には、150000冊の本があったそうです!
一人娘のマリー ボナパルトが、遺産相続しますが、1925年に売却します。
売却先は、フランスガスや電気(現在のエンジー)のベースの、かつて存在していたスエズ運河会社でした。
巨大なこの会社から、このお屋敷は、フランス国所有の歴史建造物となったのです。
2005年に、シャングリラ ホテル グループに売却され、2010年12月17日に、シャングリラ パリのオープニングが行われました。
フランス国から民間企業に、歴史建造物が売却されたので、当時は、衝撃的ニュースでした。
しかし、筆者も含め、皆好奇心から、この新しいホテル シャングリラの見学がてら、お食事やバーに行きました。
ホテルにならなければ、なかなか見られない素晴らしい歴史建造物ですから。
下記がロビー
ロビーの正面の下記の廊下の右手にバー。突き当りにレストラン。
LE BAR BOTANISTE =バー ボタニスト。
ここの内装は、知人のスペイン人=建築家 ローラ が1人で全部のデコレーションを手掛けたと言っていました。
とても男性的な内装デザインなのに、女流建築家が手掛けたとは、思えないでしょう?
近年オープンしたらしい屋上のラウンジ。
エッフェル塔が見えるので、良さそうです。
廊下正面にあるレストラン LA BAUHINIA=ラ バウヒニア=香港の国旗を飾る象徴の花の名称。フランス語では無い、こんな名前が付いているので、フランス料理では無いです。
無国籍風のアジア料理が出てきました。
見学がてら友人と行ったのですが、正直、又行きたいというレストランではありませんので、皆様にもお勧めしないです。
もう1件目のレストラン L'ABEILLE=ラベイユ=ミツバチ。こちらは2つ星フランス料理なのですが、あまり良い評判を聞かず、いつもガラガラでお客様のいないお店でしたが、やはり、コロナ倒産となりました。
お店自体は、良いのですが、良いシェフと巡り合わなかったのでしょう。
そうして、3つ目のレストラン CHANG PALACE=シャング パラス=中国料理店
このホテルは、箱も立地条件も素晴らしいのですが、残念ながらレストランが充実していない印象でしたが、屋上のラウンジも出来たので、今後変わっていくでしょう。
客層は、有名サッカーチーム達だそうです。
シャングリラ ホテル グループ=シャングリラ ホテルズ&リゾーツは、香港に本拠地を置くのですね。
1971年にマレーシア出身の実業家ロバート クオック氏がシンガポールに最初のホテルをオープンしたのが始まりのようです。アジア、中東主流にリゾート ホテル グループを作り上げたようです。今では、ヨーロッパ、アメリカと世界的なホテル グループに成長。
下記がお部屋
素晴らしいルイ14世スタイルの内装及びデコレーションなんですが、ユリのお花が生けられている中国の花瓶が違和感、、、、
下記はアジア人が好みそうな内装のお部屋
エッフェル塔の見えるテラスでの朝食は最高ですね。
ロビーの廊下の左手から2階に行ける階段がありますので、是非2階に見学してみて下さい。
当時の素晴らしいお屋敷の名残りを垣間見る事が出来ます。
随分前に筆者が行った時には、中国の壺とかが、あちらこちらに置いてあり、凄く違和感を覚えました。
ルイ14世スタイル+中国の花瓶や壺などの中国製品。
中国の方々は、中国製品に固執する方が多いのでしょうか?
フランスの歴史建造物も中国パワーに押されたという感じですね。
ルイ14世スタイルの好きなナポレオン1世の甥っ子もお墓の中で、とほほ。。。でしょうか?
NOTRE PARISノートル パリ