密室
ブログネタ:トイレで気をつけていること 参加中
国立新美術館~その2
国立新美術館
「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」
鑑賞について、その続編です。
12/17最終日ということで、会場は結構な混み具合。
とはいえ、大混雑という程のものでもない。
施設は新しいが、音声ガイドの機材は従来と変わりない型。
この種のガイド、何かとお世話になることが多い。
首に下げると肩がこるので、手で支えることにしている。
もっと軽量化された型を採用して欲しい。
愛知県にある‘ロボットミュージアムin名古屋’では
ipodによるガイドシステムを採用していた。
その博物館、今検索してみると休館になっている模様。
昨年開館したばかりだったのに…。
で、話はオランダ風俗画である。
私が面白いなと思ったのはヤン・ステーンの「家族」という作品。
老若男女の家族が集う場面。
床に落ちた卵の殻や食器類も気にせず和気あいあい。
お行儀が良いとは言えない様だが
身内でくつろぐ文字通り‘陽気な家族’の姿が描かれている。
中央食卓の上で子どもが母親に支えられ立つその様子は
幼いイエスを抱くマリア像という宗教画を踏襲したようにも観える。
わい雑な中に秘められた、その神聖なモチーフ。
一見対極するとみられる要素が、渾然一体となるその様が面白い。
解説によると、それはオランダ風俗画の特徴のひとつでもあるようです。
あと、今回の目玉はフェルメールの「牛乳を注ぐ女」である。
X線による絵画の分析という手法で、
その筆入れなどの創作過程をたどることが可能となった昨今。
現物の作品を観る前に導入部分があり
その解説がパネルや映像などを用いて行われていた。
科学的アプローチという検証法を用いた展示方法のようです。
最近は他でもこんな感じなのでしょうか。
「牛乳を注ぐ女」
そのタイトル通り、ひとりの女が画面中央でパンプディングをつくっている様子。
画面左の窓からの採光、白く浮かび上がる壁を背景に
黄色い上衣に青いエプロンの女の手には、壺から注がれる白い牛乳の筋。
牛乳好きとしては、味見してみたくなる光景である。
フェルメールを評する時‘静ひつ’をいう言葉がよく用いられるようです。
確かに、牛乳の注がれるその細い一筋から
女がゆっくりと、慎重にその加減を行っている落ち着いた雰囲気がする。
その太い二の腕部分や、ふくよかな体躯からはゆるぎない安定感が感じられる。
エプロンに施されている青色の顔料は
ラピスラズリという鉱石を亜麻仁という油で溶いた、高価で貴重なものだという。
ちなみに、この亜麻仁油はオメガ3系脂肪酸を含む健康食品として最近注目されている。
黄色と青は好きな色なので、この作品で特に好きなのはその鮮やかな配色。
この作品をモチーフにしたポストカードが販売されており、そのデザインも良かった。
陶器や銀食器、絵画に出てくる関連楽器の展示もあったが
人が多かったせいか、後半は疲れて集中力に欠いていた。
緊張したり、何かに夢中になると、呼吸が浅くなる方で
今回帰宅時には酸欠状態で、しばらくぐったり。
その美術館から六本木駅への帰路には東京ミッドタウンがあり
絢爛なイルミネーションが見ものらしいがそれを見る余裕もなく
地下鉄駅に入る前、しばらくひとり交差点の角で放心。
が、部屋でご飯を食べたら復活。
お腹空いていたことも災いしたようです。
あはははは。
絵画鑑賞で気持ちは満足できても
お腹は満たされてなかったことにやっと気が付いたしだい。
国立新美術館~その1
国立新美術館で本日が最終日の
「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」
を観に行った。
去った10月(10/21ブログ参照)に行く予定だったのが延期になり
「今日は行くぞ」
と思って調べたら最終日だった。
オランダはいつか行ってみたい国なので
その昔の風俗画に興味があった。
ヤン・ステーンという画家の、
精緻な筆致で当時の庶民の生活を描写する作風が結構好き。
その美術館。まずはその建物を目の前に驚嘆。
一面ガラス張りの、硬く冷たい雰囲気の素材であるにもかかわらず
大きく波打つ建物の形でもって、有機的な趣きが感じられる。
なんて、建築に対しコウシャクできる知識や教養もないのに恐縮ですが
まあ、素人の感じたままの感想なのでかるく聞き流して欲しいところデス。
ささやかではありますが、納税者のひとりとして
後世に伝わる立派な建造物ができたからには、やはり確認しておきたいもの。
付近でヘリコプターのローター音があり
すぐ隣の何か広場に、ヘリが待機している。
建物外観を観るために、デッキまわりをうろついていると
そのヘリが飛んでいき、何気にUSエアフォースのマークが…
美術館の警備員が、そのヘリの様子を見ていた人に何か話している。
暇で野次馬ココロがわいた私も、その話を横から聞いてみた。
どうも、その警備員さんの解説によると
そこは米軍基地で、通信局(新聞社)があるとのこと。
こんな都会の真っ只中に軍事施設があったのか。
知らなかった。
さすがアメリカいい所をおさえてらっしゃる。
美術館玄関入り口にある、円錐形の小さな建物は傘を収納する小部屋でした。
入り口から風除室、エントランス間は自動扉で仕切られ
円錐を縦半分にした感じで建物本体からせり出している。
傾斜したガラス扉になっていて近未来チックな雰囲気にワクワク。
さっそく美術館の中に入ると3階まで吹き抜けの広々としたエントランス。
そこに何やら模型があって、見ると旧陸軍歩兵部隊の兵舎とのこと。
そう、その跡地にできたのが当美術館とのこと。
ああ、だから米軍施設が隣接しているのかと、勝手に何となく納得。
長くなりそうなので、一時中断。