ココハドコ? アタシハダレ? -88ページ目

ココハドコ? アタシハダレ?

自分が誰なのか、忘れないための備忘録または日記、のようなもの。

JR奈良駅前の宿から平城京跡まで歩いた。第一次大極殿まで4kmくらいだろうか、この広い敷地を北へ南へとそれはそれでまた歩く。この日はここからさらに垂仁天皇陵を経て唐招提寺・薬師寺まで歩き、帰りも奈良まで、要は1日中歩き詰めで多分20kmくらい歩いたんじゃないかと思う。

 

 

 

東院庭園付近から見る第一次大極殿、振り返って後ろを見ると若草山が見える。ところどころ工事をしてる場所もあって、8世紀の平城京の姿を再現して広大な歴史公園のようなものが出現するのだろう、最近のニュースでは敷地を横断する近鉄奈良線の線路も移設して地下化することになったらしい。

 

 

 

こちらが第二次大極殿跡。この柱が立っているところがそのまま大極殿の柱の位置になるのだろう、遺跡としてはこれで十分、何もないところに遺跡があるというだけで時の流れを感じられて私は好きなのだが、昔の建物を再現すれば、そりゃあ観光客は来るだろうが、なんか偽竜宮城みたいで私は行かない。

 

 

 

大極殿におかれた高御座(レプリカ)。天皇陛下の玉座で、本物は京都御所にあるという。そういえば今上陛下の即位式では京都から東京まで運んだのではなかったか、そんな気がする。

 

 

 

唐招提寺に向かう途中、垂仁天皇陵に立ち寄った。前方後円墳というものを見たことがなかったので一度見ておこうと思ったというくらいの好奇心で立ち寄ったにすぎない。垂仁天皇は第11代、このころの天皇は実在性が定かでないケースが多いのに、墳墓だけは存在している。どれが誰の墓なのか、古い文献など調べるのだろうが不思議といえば不思議。

 

 

 

 

 


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記憶が定かでないが、多分千手堂の屋根だったと思う。鬼瓦と狛犬。あたりまえと言えばあたりまえだが、狛犬はちゃんと右に阿形と左に吽形。ただ魔除けにするには、この狛犬、ちょっと可愛すぎないか?

調べてみると平安時代には調度品としてこちらは御簾(みす)や几帳(きちょう)を押さえるための重し(鎮子)として使われることもあったらしい。レプリカにして土産物屋に置いたらどうだ、私なら買ってしまうと思うが。

 

 

 

 

もう何年も前になるが、仕事でパリに行った際、ホテルがノートルダム寺院の近くで、すぐ近くの土産物屋で見た怪物、ノートルダムからパリの街を見下ろすあの怪物じみた彫刻は「グロテスク」というんだそうだが、そのレプリカを売っていた。あれは魔除けというものではないらしいが、その時も買いたい買いたいと思いつつ、時間がなくついに買えずに終わってしまった。なんでこんなものに心惹かれるのか自分でもよくわからない。

 

 

 

戒壇堂付近から大仏殿を望む風景。東大寺はとにかく広い、風景を見て歩くだけでも優に一時間はかかってしまう。

 

 

 

 

この二枚の写真は正倉院から二月堂へ向かう道、大仏殿の裏手にあたる。訪れた時期はちょうどお水取りをやっている時期だったのだが、連日10km以上歩き詰めで写真ばかり撮っていたので、さすがに夜もう一度二月堂のあの坂を登る元気はなかった。

 

 

春近しを感じさせる二月堂からの風景。

9泊10日の旅、寺社仏閣それに遺跡と古墳。全部合わせると30か所以上にはなるだろう、しばらくブログはこれで行く。写真ブログか旅ブログそんなものになってしまいそうだ。

 

 

 

 

 


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3月、奈良・明日香へ、ほぼ50年ぶりに行ってきた。緊急事態宣言がそろそろ解除になりそうだという頃、解除になれば桜の季節も近く混むだろうと予想、その直前を狙った。顰蹙を買いそうだとは思ったが、何カ月も家に籠ってると、あと10年生きるか20年生きるかわからないが、残り少ない人生の貴重な時間を無駄にできない気分にもなってくる。光陰矢の如しというが、まったく人生の時間はあっという間に過ぎてゆく。50年ぶりといえば半世紀だ、それが昨日のことのように思えてくる。

 

 

東大寺南大門。これを過ぎて少し行ったところに東大寺ミュージアムがある。そこでもともとは戒壇院に置かれていた四天王像を見た。前に来た時には見ていないので初めて見る像だが良かった。無論仏教彫刻について専門的な知識など持ってるわけではない。美術史的にも無知であるし、まして造形的にどうとか語る蘊蓄もない。ただ、素人が「良い」と感じただけである。思ったのではない、体が感じたので、感じたままに書いておく。

 

四天王像というのは多くの寺院にあって、どこにどんな四天王像があったか忘れてしまったが、なんであんなに怒っているのか、なんであんなに偉そうにしているのか、増長天なんて文字通り増長してるとしか思えないものが多いように思う。東大寺の四天王像にはその表情に抑制が効いていて好感を覚えたのはそのあたりかもしれない。撮影禁止で写真がないのが残念だが、私は実を言うと踏みつぶされている邪鬼の哀れっぽい表情のほうにはるかに大きな親近感を覚えている。

 

 

 

 

華厳宗総本山である東大寺のご本尊は大仏さんで、正しくは廬舎那仏。東大寺のHPによると「盧舎那仏の名は、宇宙の真理を体得された釈迦如来の別名で、世界を照らす仏・ひかり輝く仏の意味。左手で宇宙の智慧を、右手に慈悲をあらわしながら、人々が思いやりの心でつながり、絆を深めることを願っておられる。」とある。またWikipediaによると「密教では大日如来と同一視される」とも。

 

無宗教で仏教を信じない私は、ま、縁なき衆生なわけで、やっぱり度し難いということか。

 

ただそれでも写真撮影させてくれる数少ない仏様である大仏さんはカメラ好きの私にはありがたい被写体で、ちゃんとちゃんとお賽銭もさしあげてお参りもさせていただきました。

 

(この項 続く)

 

 

 

 

 


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