その191 麦の思い出 | ココハドコ? アタシハダレ?

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自分が誰なのか、忘れないための備忘録または日記、のようなもの。

仕事で行った埼玉県所沢市のはずれで麦畑を見かけた。麦畑を見るのは何年ぶりだろうと考えたが思い出せなかった。東京で麦畑を見ることはほとんどなくなってしまったが、日本全体で見れば、そんなに珍しいというわけでもないのかもしれない。

 

 

 

まだ幼かったころ、九州の田舎から東京に出てきて住んだ家の近くには麦畑があった。その畑では夏は陸稲、冬は麦という二毛作をしていた。冬は畑の柔らかい土には3cmも4cmもある霜柱がたつので根が浮かないように麦踏みをした。誰が教えてくれたか覚えてないが見よう見まねで麦の根元を踏みながら小学校へ行ったのを覚えている。やがて春になり麦が育つと、その茎をちぎって、麦笛を作った。私は上手に作れず近所のお兄さんが作ってくれたのを鳴らしていたような気がする。ブーブーとハーモニカの低音部のような音がした。そんな思い出の麦畑も間もなく都営住宅に変わってしまった。

 

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ロシアがウクライナの小麦を強奪、世界は食糧危機の恐れがあるという。日本の小麦生産量は知れてるだろうが、麦じゃなくてもいい、飢餓に陥りそうな貧困国に米を送ることを考えたらどうか。日本の米は自給率は100%というし、今から準備すればある程度の増産も可能じゃないか。日本の政治家はそういうことにはまったく無神経なんで、ま、期待はしませんが。。。。

 

 

 

 

 

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