春はあけぼのー



さてさて我らが生まれるはるか昔、清少納言が『春はあけぼのー!』と感極まって叫んだ時点から、この季節の一番良いところは日の出前と定められたのでございます。

しかしながら皆々様に問いただしたきは、『春眠暁は覚えてねぇ!』。

氏に至っては、春夏秋冬どの季節にてもあけぼのなぞ知らぬ存ぜぬ一点張りなわけです。


しかしあけぼのなぞ知らなくても春は素晴らしい。

気づきました?

うちの近所の桜、咲いてんの。

春を待ちきれなかった漢ども(春待人と呼ぼう)が、待ちに待った春の到来に歓喜し通りを闊歩する。

先日、新宿駅(だったかな?)でエセ駅員として活躍する春待人を見かけた。
本職の駅員もビックリの大声で、


『電車が発車します!電車から離れてください、離れてください!!危ないです!!離れてくださーーーい!!!』


と叫んでいた。

動きたるやまさに本物。電車にくっつかんばかりに駅員のような身振り手振りをさかんに繰り返す。


『ハイ、OK!OKです!!』


と、堂に入ったなりきり駅員ぶりを発揮。

あぁ、春待人だなぁ、電車大好きなんだなぁと春の訪れを感じ微笑ましくも生暖かく見守っていると、彼は走ってきた本物の駅員にあっさり連れ去られていった。



春待人にとって現実は超厳しい。

勧誘



朝方電車を待ってベンチに座ってると、浮浪者然とした爺さんが話しかけてきた。

『絵はいかがですか?』


一体この浮浪者は何を言っているのだろう?

やや言語不明瞭な為、何を言っているのか理解に時間がかかる。

なるほど、1枚1000円と書いた紙を持っており手にはスケッチブック。

絵描きか?こいつは絵描きなのか??


だとすると、どこのどなた様がこの朝一の時間帯に駅前でゆっくり絵を描いてもらうのであろうか。公園行け公園。

やんわりと結構ですとお断りすると、『そうですか』とあっさり引き下がる。

そうですよ、まったくもって必要ございませぬ。

ところがあっさり引き下がったかに見えた爺さんは、多少のインターバルを置いてさらに話しかけてきた。



『ボクね、84歳なんですけど何歳に見えます?』



なんで答え言っちゃうかな?

そういうのって、何歳に見えます?えー60歳くらい?いやー違います84歳です。うっそー若い!!的な流れじゃないの?なんで答え最初に言っちゃうの??

もうね、84歳って知っちゃってるから、84歳としか答えようがない。


「え、と。84なんですか?」


『そーなんです。84歳なんです。で、何歳に見えます?』


いや、ちょっと待て。

なんだろう、この噛みあわない感じ。どうしてこう話が通じないのだ?

仕方ないので、若いですねー見えないですねーと教科書に書いてある通りに答えた。


『20年前に病気を患いまして、もうダメだと医者にも見捨てられたんです。でもそこで○○学会に入ったところみるみるうちに病気も完治しまして、学会はほんとに素晴らしいところです』


おっと、宗教系の勧誘か?


『で、病気も治って医者に見せたところびっくり。内臓が20代の青年のように若い!って言われまして_』

『あと20年は生きられるって言われました。あと20年も生きたら僕104歳ですよ、はっはっはっ』


20代の青年があと20年しか生きれないのならそれはちょっと健康に難ありじゃねぇのか。

そう思いつつ「いやいやーあと60年いけるんじゃないですか~」なんて野暮なことは言いたくない。この人144歳になる図とか想像したくない。


『でね、これ僕が描いた似顔絵なんですよ』


パッと開いたページを見た氏は思わず呟いた。


「えっ、似顔絵??」


そこには『Let me draw(描かせて)』とだけ、やけにポップなロゴが描かれていた。

そんな氏の逡巡などまるっきりの無視で似顔絵について語る爺さん。

そうか、これも似顔絵なんだな、抽象的な似顔絵なのかもしれないな。

その後またページを開き、そこには不気味な絵力をもったボッサボサの髪型をしたおっさんの勢いある顔が描かれていた。

右端の方には何故か『鏡を見て』の文字。

あれ?もしかしてこれあれか?自画像なのか?ちょいと美化しすぎなんじゃねぇか?


『これ、僕の似顔絵、自画像です。鏡を見て描いたんです、どう?似てるでしょう?』


やっぱり!

似てるでしょう?と聞かれて似てないとは言えない。

しかし、似てないものは似てないし、似てると言いうのはシャクである。

脳内フル回転の結果、搾り出した答え。


「すっごい似てますね、髪型とか」



その後、爺さんは学会を散々褒め称えて去っていった。

一体、何だったのか?朝から何だったのか?

嘘をつこう。



今日は4月1日。

普段は控えめに『書道3段です』とか『お姉ちゃん失踪した』などの小さい嘘しかつけない氏も、今日という日は大いにビッグな嘘をついても許される、しかも笑いという特典付きな為大いに張り切った。

毎年のことながら、この日の為に随分と下準備をしてきたものだ。

構想約10ヶ月、まだ夏の香りがする前から綿密に嘘を練り上げていた。

しかし今回の嘘は難航した。

発想が、インスピレーションがやってこない。

そう、そもそも嘘を付くその案が思い浮かばないのである。


思えばまだ若かりし頃、その頃の氏は『阿瞞ちゃん』と呼ばれ、この近所界隈では眉を潜めた人々の口に登るほどの嘘つきちゃんだった。

それがいく月、いく星霜を超えどうやら人間的大成長をしてしまい品行方正、清廉潔白、有言実行、疾風怒濤な、なんとも好青年になってしまったようだ。


あな口惜しや、私も世間に紛れて嘘をついて喜ぶような汚れた人間になりたい。

人の不幸を見て喜ぶ、そんな人に私はなりたひ。

そう願ってみたものの、ひとたび心から剥がれた澱はもう2度と着くことはなく、このまま真心の人として生きていくことを余儀なくされるのか。

人生の楽しみ半分以上喪失!


これが今日、4月1日に気づいた本当の自分の姿です。


SLOW


Not Place Utopia

光陰矢の如くといいますけど、ボードリアールの矢に習えばその矢は一生対象物には刺さらない。

少年老い易く学なり難しといいますけど、無用の用に習えば自分は自分かはたまた胡蝶の夢か。


暖かい日は眠くなる、寒い日は布団から出たくなくなる。

寝ているとき以外はいつでも眠い。

ユメの世界では胡蝶となって空を自在に漂う。


これはスロウライフ。

ただただ自堕落なスロウライフ。


大きな道にそって歩いてきて、ただいま仮宿住まい。

どこからやってきてどこに行くのか、それを教えてくれる人も知っている人もいない。

宿で出会ったハイヤーム氏がイヤになるほど詠い、そして酒を勧めてくる。

その杯は過去の人々の手をコネ足をコネ、風化した肉体の塊。



えぇじゃないか。どうしようもないことは諦めろ。


えぇじゃないか。スロウでも。



踊る阿呆が見る阿呆を誘って全員阿呆に、世界は阿呆になった



そんなユメを見た。

果たしてこれは自分がみた阿呆のユメか、それとも阿呆がみている自分のユメなのか。

詐欺師=スキャム・アーティスト



人は言う。

人類最高の発明は『火』だと。

氏は諸手を挙げて賛同する、『うぃ、ごもっとも!』。


火を発明したヒトは、暗闇に光明をもたらした。

車輪を発明したヒトは、千里の隔たりをとっぱらった。

飛行機を発明したヒトは、人々の背中に翼を与えた。


そして、、、


ここにある偉大な発明がまた1つ。

平坦な荒野をも豊かな起伏ある豊穣の土地へと変える。


そう、ブラジャーだ。



詐欺師が何故『アーティスト』なのか?

騙されたことに気づかぬほどの詐欺、それこそ芸術。

最後まで騙されたことに気づかぬのなら、それはもうパラダイス。

そうして我ら男児は騙されている。

そこにあるのはユートピア、偽りのユートピア。

もちろんユメに溢れていたパラダイス。

谷間にはコスモ(宇宙)が広がっている。

気づかぬのならいつまでもそこにいたかった。


『覚めるからユメと呼ぶんでしょ?』


突然やってきた目覚め。

心地よい夢心地を破壊した恐怖の大王の名前は『佐藤』だった。



『りゅぢさん、今日なんか落ち着かないと思ったらブラしてませんでした!』


そう佐藤は言った。

言われなきゃ気づかないのにっ!

でもなんだ?あれじゃないか?家出るときに気づかないものなんか?

やっぱりこう胸がユサユサすんじゃん?普段締めてるもんがないと。

え?しない?あぁ、ないからしない?そいつは失礼しましたー。


しかしブラしてない。それに気づいてしまったからにはシゲシゲと見てしまうのが悲しき男の宿命。

氏はシゲシゲと佐藤の身体を眺めた。

シゲシゲと眺めた胸だと思っていたものは背中だった。


「あれ?どっちが前だか分からないYo!」


普段はかろうじて膨らんでいるほうが前だと分かるのだが、今日に至っては背中に向けて話かけてしまう始末。

背中に向けて話しかけている。それはある自分の癖を明確に浮かび上がらす。


『どうやら俺は普段胸に向けて話しかけているらしい。』


知りたくなかったそんな癖。思いもしない負の副産物。

或るはずの佐藤の御胸、どっちが前だか分からず背中に話すこと幾数度。

言われてみればリアルに普段よりストンとしてるよ佐藤さん。


そういえば昔「寄せて上げるって言うブラがあるけど、どっから寄せるの?」とピュアな疑問を持った氏に彼女は答えた。


『脇とか何なら背中からぐぃっとな』


背中って_と、一笑に付した氏であったが、今ならその意味が分かる。

すげぇよ、ブラ。まじすげぇよ。


お前ら星野あき胸すげぇとか思ってるかもしんねぇけど、その胸ほんとは背中かもしれねぇぞ。


それでも氏はそのコスモをユートピアと呼ぼう。偽りだとしてもあそこはユートピア。

もう誰もボクを起こさないで。

あれを背中と呼ばないで。



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それはもう見事なまでの偶然なんだけど、あまりのタイミングの良さに言い逃れもウソっぽく、『それでもボクはやってない!』と加瀬亮くらい叫びたくなった話。




以前も伝えたことがあったと思うが氏は大変鼻血が出やすいたちの人間である。

『生まれてから一度も鼻血を出したことがない』と豪語する輩が蔓延する世ながら、むしろ『鼻血が出ない日はない』くらいの勢いでそりゃもう毎日毎日ブラッディカーニバルな日々を送っている。

どんな時にでるか?

一番はやはり疲れている時に出やすいといえる。



なぜ乙女がそんな事をしたのか、未だそれはまったくもっての謎だが、ただ想像するに頭が少しレアなのかな?とかは全く思ってない。ないない思ってない。

こともあろうか『飢えた金狼』と呼ばれるこのりゅぢ氏の眼の前で乙女はスカートをめくりあげた。


『見て、かぼちゃパンツ♪』


それはかぼちゃパンツであった。

昔々の物語。白いタイツのよく似合う王子様がはいているようなあのかぼちゃパンツ。

可愛いけど、ちょっとセクシーとかそういうのとは無縁なかぼちゃパンツ。



鼻血が出てきた



えっ、ちょっ、このタイミング!?

例えば、身体の一部が体積増したとかなら誤魔化しようがあった。

例えば、身体の一部がある種鋼鉄化したとかなら誤魔化しようがあった。

例えば、身体の一部が野営テントを張ったとかなら誤魔化しようがあった。

鼻血は誤魔化せない。


つぎつぎと赤く変色していくティッシュの山。

んなわけないと思ってはいるが、『血の量=こーふん度』とかそういう決まりごとってないよね?

もしそんな前提条件があれば、こいつは間違いなく犯罪レベルだ!


このタイミングだと、完全にスカートの中を見たから、もしくはめくりあげたその行為に興奮して鼻血がでた、なんつーか漫画でしかないような分かり易い展開じゃないか。

ちがうぞーこれは疲れてるからなんだぞー、そういう眼でみるなー、俺をそういう眼でみるんじゃぁないっ!



例えば、鼻血がでてさらに下半身に異常をきたしていたのなら言い逃れは出来なかっただろう。

そうじゃないから無実を主張します。


裁判長、下半身は冷静です!マイ・ソウル・イズ・ヒア。



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休日の過ごし方といったら『寝る・食う・出す』の3つのみで、まるっきりの非生産的な隠遁生活を送る氏が、有意義な休日を過ごそうとした話。




『人並みに驕れや』

いきなり言われたって一体驕るってなんなのさ!ってな感じに有意義な休日を過ごす?なんだいそりゃ?なわけだ。

そもそも休日、休む日って書くくらいだ、正しい過ごし方っていうのは『寝る・食う・出す』でまちがっちゃないんじゃねぇか、と腐る氏も何もせずにただただ流れ行く休日にわずかな愛着を感じた。

そうだ、今日こそ満喫すべきじゃないか?


思い立ったが吉日、常々思ってた最近ハマった『ハイスクールミュージカル3』を観に渋谷東急映画館に足を運ぶ。

映画の開始は朝11時40分開始。

んな早くから休日に動けるのか!?そんな出だしからダメダメな不安をよそに、なんやかんやで前日からワキワキ(ワクワク+ドキドキ)していた氏は、朝3時起きという無駄な早起き。
うぃー眠い。電車の中でうつらうつらとしながら、ダイジョブか、映画!映画館のソファーは大変フカフカ。と先を危ぶんだものです。

しかし危ぶまれた氏の理性の突然失踪、眠り姫化も内容の面白さゆえに、あっというまの約2時間で大満足。


映画を観終わってもまだ14時前。

なんて1日が長い、まだまだ残ってるぜ、休日!

ちょいと降りしきる小雨の中、目黒の寄生虫博物館へと向かう。

何を好き好んで寄生虫博物館?唐突!とか思われるかもしれないが、諸君寄生虫は我らがすぐそばにいるんだぞ。

彼を知り己を知れば百戦危うからずってやつだ。

まぁ、過去ミャンマーで寄生虫に侵され死にそうになったことがあるんでね。

寄生虫博物館、小さなスペースではあったけど、これかなり面白かった。


たっぷり寄生虫を堪能してまだ16時前後。

長いぜ、休日!

極めつけの満喫プラン!前々から行きたかったアルカトラズっていう監獄病院をモチーフとした居酒屋に行った。

場所は渋谷。さっき映画を観たのも渋谷。

なんて効率の悪い。でもいいんだ、長いんだ休日わ!


監獄居酒屋って結構あるみたいだけど、ほかにも行きたくなるくらいおもろかった。

2時間くらいに1度ショータイムが入り、それがなかなか楽しい。

怖いというよりは驚くという感じだが、友人はショータイムの度に『ぎょぇーーー』と漫画のような悲鳴をあげた。

『魚影?』『ぎょぇぇぇぇーーーー』

あんましそのことに追及すると、もしこのブログを読まれた場合、噛まれるのでこの話はここまで。


3度もショータイムを見て、どんだけ長居?どんだけ飲んでんの?とか思いきや、どーしても電気ブランが飲みたくなり、次の店に行くことに。

いつか本場電気ブランの店、浅草の神谷バーに行ってみたいと思っていたが、まぁ今回は前回電気ブランを飲んだ店、恵比寿の駄菓子バーに行くトコにする。


電気ブランを舌で転がし、ユメとウツツを掌上に弄びながら夜を明かしたのでした。



休日を楽しく満喫したりゅぢ氏、土曜日の話である。




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尻尾が生えている人を見た。



おたくら『尻尾尻尾』言うけれど、指しているは茶色いあの猿の尻尾だろう?

しかし、ここで問ひたい。

一概にそう尻尾をひとくくりにしていいのだろうか?いや、いいはずあるまい。

なぜならズボンの中からひょろりと出ていたトイレットペーパー、それも紛れもなく尻尾だったからだ。


『あれーママ、あの人お尻からトイレットペーパー生えてるよー』


ピュアな子供であったら素直にそう指摘できたであろう。

しかし素直に疑問を吐露するにはあまりにも氏は汚れすぎた。

今では白かった心が漂白剤使ってもせいぜいクリーム色どまり。

直面した『トイレットペーパーケツから生えてる』という超現象をとてもじゃないが信じるコトが出来なかった。


いや、まさか_


まさかである。

大の大人が大の後にケツ拭いてペーパーごとズボンはいちゃったなんてそうそうめったにあることであるまいて。

いやしかし。まままさか_


氏は大変混乱した。

眼鏡眼鏡と探す師匠が如く、自分のパンツを頭に被っちゃうくらいの混乱っぷりだ。


『パンツは被るものではありませんっ!』


この事態を一人で収拾するのは難しい。

ヘルプ、ヘルプサムバディ。

冷静かつ適切な助言をっ!

こんなとき頼りになるのは友人の存在。


『おぉ友よ、私が混乱した時はキミが導いてくれよ』


熱き友情、メロスも言いそうなこの台詞。

小林、小林、我が友よ。さぁ、あのトイレットペーパーは果たして尻尾か!?

氏が向ける救いのまなざしの先には、パンツを被った小林がいた。



『あーあれだ、地面につけちゃいけないって修行じゃね?ほら忍者とかよくやってる、俺見たことあるもん』


なるほど、そいつぁー一理__ねぇし。

バカヤローおめぇ、最初っから地面についてねぇじゃねぇか。

ただ立ってる状態で地面についてねぇんだ、走る必要ねぇよ。

氏は怒りに任せ小林の頭をパンツごと叩き落とす。


『くっ、りゅぢ、、オマエの指摘は至極もっともだぜ__ならば、ならば問おう、あのトイレットペーパーは何か?尻尾であるものや否や!?』


はぅぁっ!!な、なんて澄んだ目をしてやがるんだ。

こいつは、先ほどまでの混乱した男とは別人だ。

なんてこった・・応えねばならん、この男の期待に応えねばならん。


「あーあれだ、きっとクジかなんかで引っ張ればいいんだよ。ほらお祭りとかでよくあんじゃん、俺見たことあんもん」


『するとりゅぢ君、キミが言いたいのはこういうことかい?もともともっと沢山の尻尾が生えていた、と。それがどんどん引っこ抜かれ、最終的に一個のトイレットペーパーが残った、と』


「うぃ、むっしゅ。仰るとおりです」


『なるほど、そうするとこれは一つの可能性を示唆しているね』


「えぇお察しの通りでございます」


『最後の一本なのにクジが続いている。それはつまり、、、当たり、、かね?あの最後の一本は当たりかね?そうだろう!』


「残り物には福があるといいますし_」


『福かね?ホントに残ったのは福なのかね?』


「さぁ?『拭いた』後のクソが残ったのかもしれないですが、当たりです」


『あの最後の当たりクジはいったい誰のものにっ?』


「小林さん、あちらのお客様がぜひあなたに、と」


『oh, really?』



尻尾は茶色い。茶色い尻尾。

先っぽだけ茶色いのはアタリの尻尾?ハズレの尻尾?



__それだけが問題だ。いや、問題は他にも山積みだっ!




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やぁ諸君、私だ。



すっかり怠け者となりさがり更新頻度も徐々に落ちていく様など、まるで人生における転落をみているかのようだ。

最初は毎日だった、『あーでも疲れたし1日おきでいいかなぁ』になり『いや3日にいっぺんでいいだろ?』とか言い出す。『つーか1週間くらいなくても死にやしないぜ?』なんてなったらもう終わり。

って感じで段々疎遠になっていくんですね。

あれーコレ何のこと?お風呂、だよね?お風呂のことなんだよねぇ?


しかしだね、この更新頻度が落ちるってのはハッキリとネタぎれ+意欲ぎれだよ。

いつだってギリギリだったけど、それでも何か書こうとしていた。

今じゃもう小さな出来事膨らませて書こうという気になっちゃくれない。

最近の写真入りの文が多いのも、あれ楽なんだぁ~、、


つーかさ、4月だけがバカってどういうことよ?

『私がバカなら8月さんはどうなのよ!?』

と4月さんは声を震わせ怒る。

1年会議が開かれた。1から12までの月が全て一堂に集まる。


慎重な学級委員タイプの1月は言う

『全ての月も『バカの日』を作るべきじゃない?』


ペシミストの11月は泣きそうに応える

『いや、そしたら世界は嘘にまみれてしまうよ。』


『世界はいつだって嘘まみれだ』

6月はいつだって意味不明


毎月嘘つき放題な日が1日はあるってなんとステキな。

しかし4月のバカにさらにバカ呼ばわりされた8月さんは、先ほどから顔を真っ赤にプルプルしてる。

ついに我慢できなくなり大声で叫ぶ

『私はバカじゃないわ!冗談じゃないバカの日なんて!』


ビクッと震えたのはちょいと気が弱くて終末的な12月さん。

大変8月さんはお怒りになられて、他の月はそれぞれ『バカの日』を設けたのに、4月と一緒はイヤだと自分だけは『阿呆の日』にしてしまいました。

それが世に名高い踊る阿呆と見る阿呆が入り乱れる『あわおどり』だといわれている。


あ、話は変わったけどね。



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Not Place Utopia


突き抜けるような青空の下



ふいにどこかに行きたくなった



ジリジリと焼き付ける夏の太陽



25秒の静止すら耐えがたい






Not Place Utopia
レンタバイクに跨って


どこまでも続く一本道を走った


スピードもガソリンも


壊れたメーターは動きやしない





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牛に注意


“鹿に注意”は日本でも見たな


野良牛とかいるんだろうか

書いてある以上いるんだろう








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まぢかっ!?










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