一流一派を作りたいという男の欲望はアレルセラピーには? | アレルセラピーセンターのブログ

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何年も前の話です。

エコノミークラスを使って
カナダに勉強に行った時だったと思います。


一足先にファーストクラスで
カナダの地を踏んでいたシ○ちゃんが
私の時計を見て
「これパッチモンやろ?
ピアジェを着けた人間は
エコノミークラスなんか乗らんわ」と
のたまってきました。


このピアジェは
文字盤の中にキラキラした海をみつけて
一目で気に入り
セミナー貧乏時代になけなしのお金で
買いました。


まあ正規店でピアジェを買う人ならともかく
ヤフオクでしか買わない人は
ファーストクラスには
とかく縁が無いものです。



しかし、私はエコノミークラスでも
たいして疲れないので
上のクラスに是が非でも乗りたいとは
思いません。


フランスのダライアン先生のところに学びに行っていた時は
お金持ちグループと一緒だったので
常にビジネスクラスで
移動しました。


その時も真っ直ぐにきちんと座している事が多いので
あまりメリットがありませんでした。


しかし、セミナーに明け暮れた日々は
ビジネスクラスで行かずに倹約しても
お金は貯まりませんでした。


セミナー貧乏という言葉が
自然発生的に生まれたのも
必然の流れです。


一流一派を打ち立ててからは
セミナーにもめったに顔を出さなくなり
そのおかげもあってか
セミナー貧乏からは抜け出す事ができました。


しかし、セミナーへの投資を一切せずに
もしも四半世期前と同じ治療をしていたとしたならば
バタフライタッチの頭蓋治療と
筋膜ストレッチ系の内臓アプローチと
棘突起接触のソフトな脊椎矯正中心だったはずです。


現代人を治すのには苦労していたはずです。


流行るか流行らないかの問題以前に
自分の心と身体をすり減らしていたのではないかと
思います。

(上記の治療でも心身共に
すり減らす必要のない方もいますので
誤解の無いようにお願いいたします。)

どうやったら
アレルセラピーを作れるようになるかを
根掘り葉掘り聞く人がいます。


不思議に会員にはならない人に限って
聞きたがります。


同じ師匠に習って
同じように海外セミナーに出れば
そうなるかと言えば違うと
思います。


アレルセラピーとバイオダイナミクスに共通性は
基本的には無いと言えます。


まず私は一流一派を作ろうとか
会員制システムを作ろうとかといった気持ちは
全くなく
成り行きでこうなりました。


努力なくして
成功はないと言えますが
努力すれば必ず成功すると
言い換える事はできません。


大量のアレルゲンを持たせながら
滞った液が流れるようにするテクニックを
一生懸命毎日行っていた事がありました。


あの治療を続けていたら
疲弊して死んでたんじゃないかなと
思わずにはいられません。


こうして元気に治療していられるのは
天がほんの気まぐれで
アレルセラピーを授けてくださったおかげです。


誰もがこの能力を授からずに
私を介して
力を発揮する意味とは
何なのだろうかと
時々真剣に考えます。


なぜ天は一見不平等な事を
させているのかという単純な問いかけです。


自分がトップになりたい
自分が一流一派を打ち立てたいという
強い欲望は
会員がアレルセラピーを使う上では
足かせとなります。

そういった欲望が強い場合
感謝よりも怒りや嫉妬が
先立ちます。


自我を無くすことが
アレルセラピーには要求されているような気がしています。

そういう意味で
会員という立場でありながら
なんらトップと変わらない力を
さりげなく発揮できる方々には
頭が下がります。


もっとも謙虚で
我を張らない人が
主役となる世界なのかもしれません。