うまくいかない
カッセルと宝石店
※このブログはネタバレありなので、閲覧ご注意ください。
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街の宝石店へ、イネスへのプレゼントを買いに来たカッセル。
【39話】
あの日、イネスが迷子になったのは、宝石に見惚れたことがキッカケだったというので、
『宝石でも何でも全部買ってやる。だから、もう悩んだり、迷ったりしないでくれ…。あの日、誰もいない道端で倒れていたら…』と不安がりつつ、心から無事を喜ぶカッセル。
目当ての宝石店は休みだったものの、『何でも買ってやる』と豪語した手前、なんとか買って帰りたい。
そんな時、目についた古びた宝石店に、カッセルは入ります。
そこはあの日イネスが入った、例の宝石店でした。
また、あの宝石店が登場しましたね。
なんか磁場が違うような、なぜが導かれてしまう不思議な空間なんでしょうね。
別の店に入ってたら、この話は、成立しないですもんね。
作者という『神』の采配なんでしょうね。
宝石を選ばずに『ここからここまで』と新品の棚の端から端まで全部買おうとするカッセル。
イネスの好みも知らずに来てしまい、『とりあえず、たくさん買っておけば、どれか一つくらいは気にいるだろう』という大雑把な体育会系かつ、さすがの金持ちの発想ですね。
公爵家の跡取りとして与えられている莫大な予算もあるのだろうし、その上『大尉』としての給与もあるだろうし。
他の人は、将校としての給与だけで家族養ったり、貴族の社交生活をして暮らしているわけだから、お金あり余り過ぎですよね。
長者番付トップレベルの資産+上級公務員の給与(危険手当・褒賞あり)くらい?
うらやましい。
『ここからここまで』買い、やってみたい(笑)
原作によると、そもそも、カッセルは女性へプレゼントを送ったことが無く、婚約者のイネスには母親が自分の代わりに選んで送っていたし、遊びの女達は、一度きりの関係で二度会うこともないくらいなので、プレゼントを送るような機会さえも無かったそうです。
要するに、メンドーサにたまに行って女遊びするけど、宮殿の部屋借りてヤルだけだし、デートもプレゼントも無し。
カルステラではそもそも社交をしていないから、独身だし、自分の必要なものくらいしか買わないだろうし、家の維持費とか使用人の給与くらいしか、お金使ってなさそうだし。
そりゃ、せっかく結婚して、最愛の、しかも誰よりも高貴な妻・イネスのためなら、いくらお金かけてもいいし、むしろ使いたいくらいですよね。
改めて、ホント、いい男だ。
カッセルは、特に宝石をプレゼントする場合の基準がよくわからず、価値あるものの多くが『中古品』なのが理解出来ないらしく。
結婚式でイネスがつけたダイアモンドのネックレスやティアラ、イヤリングも、エスカランテ家の『家宝』であり、100年前の『中古品』。
父親が『中古品』を惜しがるのも意味がわからない。
けれど、その『中古品』をつけてさえも、輝いていたあの日のイネスを思い浮かべるます。
そして、あの時のダイヤモンドのイヤリングに似た、素敵なイヤリングを見つけ、それを選びます。
実質的には、これのみがカッセルの選んだプレゼント。
『わからない』なりに、高そうなステキなものを選んでますよね。
カッセルは私服も華やかでオシャレなものが多いし、当時は男性も宝石つけてたから、そういうセンスも無くはないはずだし。
まあカッセルの場合、公爵家御用達の仕立て屋・公爵家専属デザイナーが、あまりの美男ぶりに、めちゃくちゃ本気で力入れて、イケメンカッセルにしか似合わない、しかも予算に糸目をつけない、素敵なデザインの服を作ってきてる気がするけど。
原作によると、カッセルは生まれた時から高級品に囲まれているから、物の値段そのものよりも『高級なものと、そうでもないもの』の区別がはっきりわかるそうです。
そりゃ、公爵家の息子な上に、皇后の甥だから、王宮レベルのものが見慣れていて、普通でしょうしね。
イネスもそうでしょうから、イネスには最高級かつ、新品のものしか与えるつもりはないわけで。
原作では、『自分は新品じゃないけど』なんて蛇足のように書いてあって笑いました。
そして原作によると、宝石店の若い店員は、カッセルのあまりの美しさに動揺して緊張していた上に、あの有名で高貴な『エスカランテ大尉』だとわかり、パニクってしまいます。
それで聞かれてもいないのに、1週間間にイネスが来たこと、そしてカンラン石のネックレスを買おうとしていたことを話してしまいます。
さすがのカッセル、ネックレスの品物を見ただけで、中年の女がつけるものだと判別してしまいます。
売り物ではないとのことで、カッセルは律儀に、持ち主と連絡がついてから買おうとします。
けれど、イネスより先に手に入れて、プレゼントするために、前金として、カンラン石のネックレスよりも、はるかに高額なブローチも追加購入して、店員に驚かれます。
*
夜になって、イネスは書斎にこもり聖書の筆写をしています。
仏教で言う、写経みたいなもんでしょうかね。
倒れた次の日から、しばらく続けているルーティン。
カッセルとは気まずいし、距離を置く必要もあるけど、でも不自然な気もするし、なかなか元の生活に戻れない。
自分がどれだけ、この結婚生活の一時的な『安定』に身を許してしまったのかを後悔し。
結婚前のように女遊びをしてくれればいいのに、なんて思うものの、先日の、顔に落ちたカッセルの善良な涙を思うと、胸が詰まる。
それ以上は知りたくない。
そんな時、書斎にカッセルが現れて、美しい象牙の蝶が描かれた文鎮をプレゼントしてくれます。
原作によるとカッセルは、毎日、書斎のイネスの様子を邪魔にならないようにこっそり覗いていて、筆写に真剣なイネスは気付かないけれど、窓を開けて、紙が風に飛びそうになり、手で押さえている様子を見ていたようで。
そもそも、前の屋敷でも、この屋敷でも、アロンドラの言う通り、カッセルは『書斎』を使っていなかったようで、文鎮とかペーパーナイフとかの必要な文房具が揃って無いそうで。
イネスも不満ながら、いずれ出ていく身だし、買うのも面倒だからそのままなんとか対処していたのでしょう。
美しい文鎮を置くと、カッセルは、そろそろ寝る時間だと、片付け始めます。
…そんなところで、今日は、ここまで。
では、次回またお会いしましょう。
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なんと声優さんが声を当てて漫画を読んでくれます。カッセルの声がイメージどおり✨初期の復習にもいいかも。
