うまくいかない
初めての贈り物
※このブログはネタバレありなので、閲覧ご注意ください。
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いよいよカッセルが街で買った、大量の宝石やアクセサリーが、屋敷に届けられます。
【40話】
聖書の筆写に夢中のイネスの机に、新しい文鎮を置くと、もう寝ようと片付け始めるカッセル。
イネスは、抵抗するが、カッセルは軽々と、優しくイネスを抱き上げると寝室に運んでしまう。
イネスは自分で歩けると言うが、カッセルは、イネスの小さな歩幅では遅くて体に無理がかかかるとか、訳の分からない過保護ぶり。
原作によると、イネスの身長は170センチだそうで、平均よりも大きく、その大きさを毒母が嘆いていたくらいだそうです。
歩幅も小さくないのだろうけど、190センチで、筋肉ムキムキで身体のデカいカッセルにとっては、イネスはとても小さく華奢に見えるようで。
本当は、遊んでた他の女達の方がよほど小さくて華奢だったはずなんだけど、その女達に対しては、『大切』でも『守ろう』とする存在でも無かったから、何も思わなかったのでしょう。
イネスの死にかけて倒れた姿を見た直後だから、心配で、余計にか弱く、繊細なガラス細工のような、自分にとって1番大切な、希少な宝石のように思えるのでしょうね。
寝室のベットにイネスを下ろすと、カッセルは、メイドから受け取った水で、イネスのインクのついた手を洗い始めます。
原作によると、前日のイネスはカッセルと向き合う気まずさのため、『手を洗う』と席を外してしまったので、それを防止するカッセルの意図のようです。
カッセルはフェラル人の医師や病気の治療について話しますが、イネスは気まずく話を逸らします。
『こんなことまでしないで。使用人じゃないんだから』と。
カッセルはイネスの手を見下ろしたまま優しく呟きます。
『使用人にこんなことをさせていたら、私はそいつを殺すだろう』と。
物騒な嫉妬の言葉だが、優しい口調で、彼女の手をこする指先も極めて慎重。
こんなふうに、ガラス細工のように慎重に扱いながら、イネスのために医者を手配しようとしたり、イネスの苦しみを取り除こうと真剣なカッセルの姿に、イネスは驚きます。
*
カッセルが街で買ってきた、大量の宝石やアクセサリーやらが、美しいケースに入れられて、何人ものスタッフにより次々と屋敷に運ばれて来ます。
突然の、大量のプレゼントに、イネスはドン引きで『どうして余計なものを、こんなに…』と。
『こういうものはもう充分持っている』と言うイネスに、家から持ってきたものは『中古品』だろうから、プレゼントにならないと主張するカッセル。
呆れて文句を言いながらも、カッセルが選んだダイヤモンドのイヤリングを片耳につけてみるイネス。
これは気に入った、と。
カッセルが唯一選んだイヤリング、イネスが気に入ってくれて良かったですよね。
『まるで君のために作られたようだ。』と歯が浮きそうなセリフを堂々と言うカッセルに、引き気味のイネス。
『返品しろ』と言うイネスの顔を引っ張ったり、甘く噛んだりして、観念させるカッセル。
数年後には、彼の神聖な結婚を壊してしまう妻にとっては、大量のプレゼントなど重荷でしかなく。
他の女性にプレゼントするのが好きなのも、カッセルの浮気相手を探すため。
カッセルの金遣いに問題があるし、妻なんだから、そんなことをする必要はないというイネス。
『私が贈り物をしたのは君だけだし、問題の金遣いも君が原因だ』
イネスは相変わらずカッセルのことを、遊び人で、女にムダ使いする男だと思い込んでいますが、カッセルの初めての贈り物だと知り、驚きます。
『思う存分、私を負担に思えばいい』なんて、想定外のセリフ。
この辺の会話は、喜んだり、悲しんだり、イネスに噛みついたり…自由自在にイネスの予想を超える振る舞いで、イネスの固定観念を外していくカッセル。
この空気の読め無さ、鈍感さ、かと言って、しっかりイネスの心をつかむ言葉もはいてくる、凄さ。
金遣いの凄さといい、カッセルの懐の大きさを感じますね。
やっぱり、この人じゃなきゃ、とても、イネスを扱うことはできないですよね。
*
数日後、街で迷子になり迷惑をかけたお詫びのため、アセベド家に訪問しますが、イネスからアセベド夫人に贈られたプレゼントは、カッセルが送った指輪の一つでした。
カッセルは返品せずに、使い道があったことを喜びます。
罪悪感にかられて、残りは新品のまま保管しておこうと思うイネス。
アセベド夫妻はプレゼントに大喜びで、家宝にしそうな勢いでした。
夕食をご馳走になり、気分良く帰る2人は、途中で馬車から降りて、夜の丘を散策します。
イネスがよろめくと、慌ててカッセルが抱き上げます。
イネスをか弱く繊細だと、過保護に扱うカッセルに、反論するのも疲れて、そのままあきらめるイネス。
過保護っぷりが止まりません。
小さな噴水と美しい人魚像がある広場が現れます。
カッセルはイネスを噴水の手すりに降ろします。
イネスはその場所を気に入って、『もっと早くに知ってたらよかった。それならカルステラにいる間、何度も来れたでしょうに…』と。
カッセルは『まるで、どこかに行くような言い分だな』と。
数年後の未来に彼の元を去ることを想定しているが、もちろん、近い未来にメンドーサやエスポーサに行くこともある。
いつまでこの生活が続くのかは、わからない。
イネスの不安をよそに
『君がどこに行っても、またカルステラに戻って来ればいい』と、当然のことのように、しっかり落ち着いて答えるカッセル。
自分の気持ちに根を張って、しっかりと、イネスをこれからも大切にしようとするカッセルと、
いつか去らなければならないと常に腰を浮かせているようなイネスの対比が目立ちますね。
…そんなところで、今日は、ここまで。
では、次回またお会いしましょう。
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なんと声優さんが声を当てて漫画を読んでくれます。カッセルの声がイメージどおり✨初期の復習にもいいかも。
