この結婚はどうせ
うまくいかない
【34話】
レビュー考察
カンラン石のメダル①


※このブログはネタバレありなので、閲覧ご注意ください。


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礼拝堂でのミサの後、カッセルはノリエガ大佐邸へ、一方、イネスはエル•タベオの街中へ向かいます。


【34話】 

カッセルがノリエガ大佐邸を後にして街を歩いていると、ラウルの姿を見かけます。


イネスが嫉妬して自分を尾行させるわけが無いので、ラウルの異常な忠誠心からの独断行動だと判断。


でも、本当は嫉妬されたくて、嫉妬される妄想をするカッセル。



同じ頃、イネスは、アセベド夫人と今度のパーティに来ていくドレスを見ていました。


帰りに、はぐれたアセベド家の馬車を探しに行った夫人を待って、イネスはウィンドウショッピング。



なぜか一件の宝石店兼質屋に吸い寄せられるように店舗壁のショウウィンドウを見ていると、見覚えのある緑色の『カンラン石のメダル』を発見。


カンラン石とはペリドットの原石で、まるでブローチのような、大きなカンラン石の丸石が付いた四角い台座のメダルのネックレス。


イネスが亡くなった祖母から受け継いだ、ネックレスにそっくりで驚きます。


そして、そのネックレスは、前世で、エミリアーノと初めて寝た夜、イネスが自分の愛の証としてエミリアーノに渡したものでした。



エミリアーノとの初めての夜。


原作では、エミリアーノとの初夜は、イネスがエミリアーノの部屋に裸で忍び込み、驚くエミリアーノをムリヤリ誘惑して、身体の関係を持ちます。



イネスはその時点で、顔で一目惚れしただけで、エミリアーノの名前すら知らない状態だったそう。



本来のイネスなら、そんな無謀なことをするはずではないでしょうが、その時は、数週間後に皇太子妃になるために首都へ向かう予定を回避するため、相当時間的に追い詰められていたし、


『回帰』したばかりで、まだ夢うつつのような、神様がくれた『2度目の人生』というチャンスだから、多少の強引さでも、運命が味方してくれるような錯覚もあり、


そして、一目惚れの恋をした乙女特有の『結ばれる運命の2人』的な謎のロマンチックな強気さ、


皇太子の性奴隷のように扱われた10年の生活による性行為へのハードルの低さ、


そんな複合的な理由が重なり、ちょっとおかしいくらい大胆になっていたんじゃないかと思いますね。



エミリアーノは、女性の裸すら見たことの無い童貞で、しかも身分の高い公爵令嬢に欲望を抱くなど許されないことで、なんとか逃れようとしますが、イネスに圧倒され陥落します。



エミリアーノも、本当は、絵を描きながらイネスに見惚れ、愛さずにはいられない程の隠れた欲求を持っていた、自分の正直な心を認め、2人は恋に落ちます。



イネスにとって、その夜は、初めて男性に抱かれる歓びを知った夜で、前世での皇太子妃時代には無縁だった愛情をエミリアーノから受け取ったようです。


そして10日後に、2人は駆け落ちします。



当時のイネスは、皇太子妃候補として育っているので、買い物をしたことも、物の値段もわからないようなお嬢様だったので、生活の苦労とか予測もつかなかったんだうし、とにかく、その時は、皇太子から逃げる方法がそれしかなかったんでしょうね。



そして、貧乏な生活に追われ、物の値段もわからない2人は、イネスの宝石を安値で売りながら食い繋ぎ、最後には、あのカンラン石のメダルまで売ることになり、エミリアーノは自分の不甲斐なさに涙して苦しみます。


子どもも生まれて幸せなはずだけれど、本当は、エミリアーノは、これから2人を養っていくことに限界を感じていた部分もあったのではないかと思いますね。



そして、結果的に彼はイネスの兄ルシアーノのに殺されてしまいます。



この辺を読むと、エミリアーノが自分から進んでではなく、不可抗力で、イネスの都合で巻き込まれたような感じがしますし、


結果的に相思相愛な夫婦になったとは言え、イネスが彼を利用しようとして強引にスタートした関係であるという事実はイネス自身がよくわかっていたことでしょう。


その事実は、彼の死や、子どもとの無理心中という結末を得て、どれだけイネスに、『私が彼の人生を壊した』という救いがたい程の罪悪感を残したのだろうと想像できます。



そんなイネスの前世での『愛と罪』の象徴である、そのネックレスが、この世に二つもあるわけが無いのに、なぜ!?と驚愕し動揺するイネス。



慌てて乗合馬車で家に戻ったイネスは、家のタンスにあるカンラン石のメダルネックレスの存在を確認します。


まさかエミリアーノが前世の記憶を覚えていて、店に預けたのか?



イネスが今回の人生で、カッセルを巻き込んだ『離婚計画』を思いついたのも、全てはエミリアーノとは無縁に、1人で余生を生きるため。



エミリアーノが記憶を持っていて、しかもこのメダルを目印にして、イネスに何かのメッセージをくれているとなると、平穏に生きる計画の全てが崩れていってしまいます。



不安に駆られ、もう一度、あの店に戻ろうと、イネスはドレスのまま馬に乗り、急いで屋敷を出て行きます。



イネスが馬に乗る姿など見たことの無いラウルが、その姿を見て驚きます。



ドレスで馬に乗るなんて、そうとう街中でも目立ったんじゃないかな?変な噂にならないといいな、なんて余計なことを考えてしまう私(笑)



…という感じで、今日はここまで。


では、次回またお会いしましょう。



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なんと声優さんが声を当てて漫画を読んでくれます。カッセルの声がイメージどおり✨初期の復習にもいいかも。