百合の香り | 地球を楽しむ

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日々のこと

1週間前に、母が亡くなりました。

 

先週のちょうど今頃は、

 

父と妹が引き上げて私ひとりになった途端に


少し苦しそうにしだして、

 

すぐに看護師さんに


酸素マスクを変えてもらったり


お薬を入れてもらったりと

 

何度も対応してもらい、


不安で悲しかった頃だなあ。

 

顔を覗き込む私が泣いているのに気づいた母が、

 

やせ細った腕を伸ばして抱きよせてくれました。

 

その後落ち着いてよく眠り、


私もすっかり安心していたのですが。

 

深夜から様子が変わり、


18日の午前1時15分に息をひきとりました。

 

ちょうど私が泊まり込んでいたので、

 

母の最期をひとりにせず、

 

異変にも早く気づけて父に来てもらうのも


間に合って本当によかった。

 

だけど、やっぱりその分ショックも大きかった。

 

数日間は、母が亡くなるまでの数時間が


グルグルと頭を回っていました。

 

 

 

父の尽力で、母が生前から望んでいた通りの


お見送りができました。

 

母はひいき目なしに本当に綺麗で、

 

あんなに痩せたのにシワひとつなく、


笑っているような穏やかな表情で。

 

参列された方はもちろん、


看護師さんや葬儀社の方にも、

 

本当に綺麗。

 

こんな綺麗なお顔の方はなかなかいないと


何度も言われ、

 

母が美しい顔で逝ったことは、


やはり私たちの心の救いになりました。

 

 

 

 

 

骨転移がわかった2月の終わりから


覚悟はしていたつもりでしたが、

 

それにしてもあまりにも早すぎて、


少し落ち着いた今になると

 

母がいないことが信じられません。

 

母は心から善良で優しく芯の強い人でしたが、

 

入院してからは、


私が普段会うことの少ない親戚や


たくさんのお友達に会う機会が増え、

 

母がどれだけのことを人にしてきたか、


感謝されて愛されているか、

 

私の知らなかったエピソードを


色々と聞くことができました。

 

そんな話を、お茶でも飲みながら


またゆっくり母としたかった。

 

 

 

今、うちはたくさんの百合の香りが


たちこめています。

 

寂しいです。

 

お母さん、ありがとう。 

 

 

 

 

 

ありがとう

 

 

 

ごめんなさい

 

 

 

許してください

 

 

 

愛しています