3月30日土曜日
昨日やっと桜開花宣言が発表された。
早速近くの公園の比嘉標本木を確認すると
花びらが6輪を超えています・・・開花宣言します。
例年よりだいぶ遅い。
これは、今週水曜日の神田川沿いの桜。・・・寂し気・・。
3月最終週は個人的なアニバーサリーと桜が連動する為、桜の開花宣言には毎年注視している。
ちなみに昨年の3月27日は
満開のピークを超えていた。
もしやと椿山荘の庭園を散策すると・・・サクラ がいっぱい。
プロジェクションマッピングでサクラがさらさら足元を流れていく。
でかいサクラの花びらだ。・・ありですネ。ちょっと感動です。
いよいよ大リーグが開幕した。早起きでドジャースVSカージナルス戦を観戦・・・ドジャース強いネ~。
大谷も実力どおりのスタートで満足。ダルビッシュも好投しそのおかげで松井祐樹が勝ちをもらった。ダルビッシュも満足だろう。また楽しみな1年が始まった。
椿山壮は霧も有りで幻想的な散策というか・・前が見えなくて右往左往したが素晴らしい眺めだ・・・。
今週の講座から始めたい
設計事務所から1名体調不良の為2名参加で2回目の講座。
今回は逆日影から日影NG事案を3D日影チャートでNG箇所を特定し解決するまで。さらに天空率理論から実践。今回も天空率模型が好評だが20年近くたった手作りの模型もガタガタだ。修復しなきゃ。次回は3人そろったところでTP-PLANNERによるプランニングツールの利用法だ。次回も1週後だが復習よろしく!。
天空率講座開始!
高低差を含む用地情報の入力から解析、申請図作成、検証法までの解説を行うシリーズも3回目となりました。
まずは事例の再確認から
用地情報は
初回の高低差入力法から前回は解析の結果,地盤面(平均GL面は、設計GLから0.406m、BMから0.506mが算出され適用されています。申請図の高さの基準は地盤面からの高さで表記されます。
この0.406mは、後ほど検証の際使用します。
前回はこれらの入力データに基づき天空率計算を行い安全差分の考え方を中心に解説ししました。
当然、三斜求積後の判定表でも
積分法の差分は、79.045%-78.98%=0.065%ですが
三斜求積図の差分は、
79.017%-78.994%=0.004%でクリアしています。
三斜求積そのものが安全率を含む為、ゼロ以上であれば可とするのがJCBA方式の天空率差分の基本です、
ただし行政独自の安全差分を例規等で指定している行政もある為、不明な場合は事前に確認して下さい。
ここまでは、先週の天空率申請時の安全差分の考え方です。
今回は、道路高さ適合建築物と計画建築物の
天空図が正しく作図されている事を証明する為の「位置確認表」を検証します。
まずは、道路高さ制限適合建築物から
1)位置確認表と天空図
①位置確認表の目的
道路高さ適合建築物の天空図が正しく作図されている事を位置確認表では
建築物の高さ、測定点までの距離、方位角、仰角θ、r×cosθ
を記入する事によりそれぞれの天空図を構成する端点が正しくプロットされているか否かが確認されます。
その事により天空図が正しく作成された事を証明する事が位置確認表の目的です。
②記号1-4の建築物の高さの算出
高さの基準は、算定位置の高さ(視点)を基準(0m)とし、道路の高さに適合する建築物の端点記号の高さを指します。これを『視点基準』と称します。
天空図を構成する端点の高さは、P8からの高さに換算して表記しなければなりません。
視点(算定位置)の高さは、始点座標番号P8(近接点)のZ座標の事で敷地の地盤面(平均GL)からの高さです。
この場合-907.06mmゆえ地盤面からの建築物高さに地盤面から視点までの高さ907.06mmが加算された数値となる。
③基準位置から天空図を構成する端点1-4の位置確認表の記入法
天空図の申請図には、2面以上の立面図の添付が求められます。この高さを確認する為には、正面図を参照し確認します。
自動算入された位置確認表を再度確認すると
1-4の建築物の高さは、15.786.78と表示されています。
この高さの根拠は、正面図で確認すると
Aが天空率差分が最も近接するP8の算定位置です。
*申請図では、近接する算定位置における天空率および天空図の算出根拠を証明します。
今回高さの対象となるのは、天空図を構成する端部B側の記号1-4の高さです。高さの基準(起点)は、視点基準つまりP8の位置Aを起点とします。
正面図の表記は、右側の寸法がGL(地盤面:平均GL)からの高さGL+14,879.72が表記されています。
算定位置P8の高さは、GL-907.06です。
したがってP8算定位置からの「建築物の高さ」は
14,879.72+907.06=15.786.78と表記されています。
算定位置からの高さ15.786.78は、正面図左側に表記されます。
P8の正面の高さと1-4の高さを算出する起点が異なります。
この事例の場合、道路中心高が傾斜し端部B側の記号1-4は、地盤面(GL面)から1m以上低い位置にあるため(h-1)÷2の緩和分起点を上側に移動しなければなりません。
Bのポイントの高さを検証する場合は配置図から確認します。
後退距離が2450ゆえ1-4の位置における道路高さ制限の絶対高さは
(後退距離2450×2+道路幅員8000)×1.25=16125
GL面からの高さは、正面図あるいは配置図の円弧で示す部分にも表示されています。地盤面からの高さは、14879.72です。
Bに面する道路高さ制限の起点は絶対高さから差し引きし算出され 16125-14879.72=1245.75
GL面(地盤面)から1245.75低い位置にある事がわかます。
ただしこの位置は、1m以上傾斜した道路ゆえ
(h-1m)÷2の分
実際の道路中心高は、さらに低い位置にある。
緩和前の実際の道路中心高さhは緩和高が下記で算出される事から
(hー1000)÷2=(h-1245.75)
h=-1490.56
道路高さは、地盤面:GLから1490.56低い位置にある事がわかります。
地盤面:GL=BM+506ゆえ
BMから道路面高は=1490.56-506=984.56低い位置にある事がわかります。
正面図で再度確認すると
道路面が傾斜している場合1-4に面する位置の道路面の高さCは、敷地の境界条件入力で設定された境界点間の高さから直線補完で自動算出されます。
③測定点までの距離
この場合、平面配置図に表記されている。数値を確認する事となる。
28,297.90が位置確認表に代入されている事を確認しました。
この場合は、算定位置P8が確定した時点で記号1-4までの計測値が代入されているだけです。審査サイドは、この距離を計測します。
この距離を代入する目的を確認する前に方位角の入力を確認します。
④方位角を確認する。
配置図上の真北から1-4までの角度を真北基準で測定し右回りを正方向します。1-4は、左方向ゆえ-108.34784度です。
*審査時チェックは、分度器等で確認します。
天空図上の方位角を確認すると
同様に-108.34784が位置確認表に代入されている事を確認します。
真北は、天空率の計算結果には、影響しませんが、この位置確認表で必要になり天空図の作図幅が特定されます。
他の記号の位置も同様に
真北から天空図を構成する各端点の方向がこの方位角により特定されます。
その方位線の延長上で仰角が特定されれば天空図上の端点が確定し天空図を構成する端点の位置が確認可能となります。
そこで仰角θ、rCOSθの入力となるがこの値は、建築物の高さと測定点までの距離から算出されます。
その事を解説する事により位置確認表を提示する意義が理解できます・・・が。
・・・・本日も長くなった。3月も本日でおしまいです。本日は、ここまでとします。大谷応援しなきゃ