みなさんおはようございます。
本日もおきぬけ朝飯前に書いております。
昨日はJWSKY紹介セミナーを東京で行いました。
JWユーザーのみなさんの熱気を感じながらのセミナーでした。
当方も燃えました。
相変わらず天空図確認模型を使用して解説しております。好評です。
さて今回は前回の適合建築物に引き続き、計画建築物の位置確認表の解説を行います。
まず画像データを確認して下さい。
最終的な近接点P6の位置確認表を1表示します。
これはTP-SKYの位置確認図で同時出力される内容です。
内容を審査の立場で検証しましょう。
①3次元の視線データから天空図の影響ポイントを確認します。
1-3(1ブロックの3番の頂点)2-2,2-3の3の頂点です。
1-3の頂点を検証します。
②1-3の頂点までの距離は12.80625高さは計画建築物の高さですから1ブロックは18mです。
底辺12.865 高さ18m 18/=1.399 ArcTan(1.399)=54.569
③天空率の半径を100mmとして100×Cos(54.569)=57.972
④天空図上の天頂(視点)から1-3の頂点までの距離を測定した際に57.972で作図されている場合正しい天空図が描かれていると判断されます。
本来近接点の位置確認においては作図された天空図のRCos(θ)の距離を測定確認するという事になります。ところが天空図の作図はこの時点で求められておりません。たぶん天空率の差分を確認する為の三斜求積図で作図された天空図にメジャーをあて測定するから必要ないとの事でしょう。
ところが三斜求積図においては適合は斜辺を長めに、計画は短めに安全作図をするルールがあります。その為に三斜求積図に書き込まれた斜辺の距離は位置確認表と誤差がなければいけません。このところを勘違いして書き込まれた距離がRCos(θ)と異なるという指摘を受ける事があります。その際は近接点のRCos(θ)の距離は誤差を含まない為、三斜求積図の斜辺とは異なる旨の説明をしましょう。
・・・この際、三斜求積図による天空率の審査法も解説しましょう。JCBAでも審査法が確立されつつあります。隣地、北側の基礎編はそのあととします。できるだけ早めにアップします。しばらくお待ち下さい。