光の花のような人 | 恋は水色

恋は水色

フィギュアスケーター羽生結弦選手について、いろいろ書きます

 

 

 

 

浅田真央選手が、現役引退を発表された。

 

 

 

そこにいるだけで周りを幸せに出来る人。

同じ場所にいてくれるだけで励みになる人。


言うのは簡単だけれど、そんな人が一体、

この世の中にどれだけいるだろうか?

 


多くのスケーターやファンにとって
彼女はまさにそんな存在なのだろうと思う

 

 

 

 

 

過去形で言わないのは、

たぶんこれから先も、

そうであり続けるだろうから。

 


いつまでも夢と希望を見せてくれる、

輝き続ける遺産。

 

 


きっとそんな人なのだろう。

浅田真央というスケーターは。

 

 

 

 

 

 

 

「これが今の自分の実力」


フィギュアスケートを見始めて、

ワタシがこの言葉を聞いたのは
たぶん浅田選手が最初だったと思う。


はっきりとは覚えていないけれど、確か、

自身のジャンプを見直して修正する、

という挑戦を始めていた頃・・・


自分の思い描くジャンプが跳べなくて、

不本意な成績に終わった試合後のインタ

ビューで、自分自身に言い聞かせるように

彼女はそう口にしていた。


それを聞いてワタシは、どうしてそんな

こと言うのだろう、あなたの本当の力は

知っているのに・・・
今はたまたま上手くいかないだけなのに、

何でそんな風に言い放つのだろう・・・


そう感じられて不思議で仕方なかった。

 


思えばこの頃はまだ、アスリートが一体

どれだけのものをつぎ込んで、

どれだけの覚悟で日々の鍛錬に打ち込

んでいるかんて、爪の先ほどにも

分かっていなかっただろう。

 


この数年後に、羽生結弦というスケーター

ファンになり、アスリートがいかに、

その時その時の試合に全てをかけている

かという事を知った。

そう、まるで明日がないかも知れない

野生動物のように。

 

彼らは今現在の自分自身と対峙し、

懸命に闘っているのだ。

 

 

 

 

 

ワタシは羽生選手が浅田選手と同じ言葉を

口にするのを目の当たりにして初めて、

あの時「これが今の自分の実力」と語った彼

女の言葉の重みと、そこに込められた想いを

ほんの少しだけれど理解することが出来たよ

うに感じたのだった。

 

 

 

 


そんな浅田選手が選手生活を終える。

しかし、寂しいとか残念だとか、

そういう種類の言葉は今は浮かんでこない。

 

 

 

 

 

 

 

ワタシは昨年末の全日本で見た浅田選手の

姿を忘れない。

 

リンクに現れた瞬間から、会場にいる観客の

ほぼ全てといっていいほどの視線を一身に受

け止めていた。


彼女が6練で得意のジャンプを決めた瞬間、

会場の空気がぶわっとふくれあがったような

感じがした。

それは、彼女に対する皆の期待が、普通で

ない密度まで高まっていたことを如実に

物語るものだった。


しかし反面それは、上手くいなかった時は、

期待と同じかそれ以上の負の圧力となって

にのしかかるのだ。

ワタシはその瞬間を肌で感じて、本当に

背筋が寒くなる気がした。

 

 


でもだからこそ、今まで彼女がリンクの上で

幾度となく見せてくれた、幼い少女のような

あどけない笑顔の尊さを身に沁みて思い出

さずにはいられない。

 

 

 

数え切れないほどの喜びと悲しみの日々を

潜り抜けて来た、

彼女のストイックさと、情熱と、愛を、

尊敬せずにはいられないと感じるのだ。

 

  

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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