昨夜、伊達公子さんのTV番組を観ました
不妊にまつわる様々な葛藤を率直に話されていて、とても好感を持ちました
「結婚すれば自然と子どもができると思っていました」という伊達さんの言葉は、身にしみました
私も、そう思い、でも実は違うことを実感した経験があったからです
私も、2000年から2003年まで、不妊治療を受けました
生理不順でしたので、本気で子どもが欲しいと思ったときに、近所の不妊専門の婦人科に通い出しました
検査後、「ご夫婦共に特に問題がありません」と、主治医の先生がおっしゃられた後、こう言葉を続けられました
「精子と卵子の相性の問題、ともいえます
ですので、相手を変えればすぐに妊娠する、ということも多々あるのです
子どもさえできればいいのか、ということではもちろんありませんし、そこが人間の結婚の難しいところです」
生命の誕生というのは、人間の力が及ばない、神秘的なのだと、この時初めて思いました
その後は、つらくて長い不妊治療ライフの始まりです
排卵誘発剤の使用、人工授精、体外受精と進んでも、なかなか妊娠はしませんでした
最終的には、IVF大阪クリニックで顕微受精を行い、2回目で無事に着床し、妊娠に至りました
「おめでたですね」と主治医の先生がおっしゃった時、喜びよりも「不妊治療、やっと終わりだ」と、脱力感を感じたことを今でもはっきりと覚えています
お腹の子は双子でした
流産しかけたり、帝王切開になったりと、紆余曲折の末、無事に2人の男の子を出産しました
彼らは、今7歳になり、元気にしています
私は、妊娠・出産・育児を体験できることに、すごく感謝しています
どんなに大変な時でも、その気持ちは変わりません
一番つらかったのは、出産後に凍結していた受精卵を廃棄すると決めた時です
実際には、3人目、4人目を持つことは、体力的にも経済的にも難しかったので、選択の余地はなかったのですが、なんだか、殺人者の気分でした
何度も、「産んであげられなくてごめんね」と、心の中で謝りました
不妊治療は、夫婦にとっては、大きな試練です
何度も何度も、夫がいいのかと自分に問いかけました
何度も何度も、そうまでしてどうして子どもが欲しいのかと自分に問いかけました
夫婦で話し合いもしましたし、喧嘩もたくさんしました
結果、夫との間に子どもを授かり、2人で子育てをしたいという自分の想いにたどりつくことができました
その望みが叶えられた今は、幸せです
大変なことも多いし、不安も心配もたくさんあります
けれど、諸々のことを差し引いても、よかったと心から思います
世の中の、妊娠を望む女性全てに、赤ちゃんができますように
心から、そう祈っています