時々物思いに耽っていたので、もしかすると周囲の人に
やがて、クラクフの地にもサイコパスまがいのナチス高官
アーモン・ゲートが収容所の所長として赴任して来る
戯れにライフルを手にして、目についたユダヤ人を
高みから撃ち殺すと言う行為を日課としていたその高官をも
シンドラーは、飲み仲間やカードゲームの
好敵手となって取り込んで行く
アーモンと対立する事なく、利害関係の一致を装って
巧みに自社工場の従業員達を守ったのだった
彼を、酒と美女に目がない快楽主義者と表現する人もいる
映画の一場面で、シンドラーの誕生日を祝う宴席に
彼が営む工場の従業員の女の子2人が
感謝を込めて手作りのケーキを持って来る
喜んだシンドラーは、年長の女の子にキスをした
頬や額にチュッとするご挨拶程度のじゃなくて
いわゆる“接吻”のたぐいで、突然唇を奪われた少女は
そりゃそうだよね
リーアム・ニーソンが演じるシンドラーでさえ
ん‥?セクハラ???と一瞬思ってしまったもの
その従業員たちは幾度となく難を逃れて生き延びて来た
ある日突然、AとBの区画に分けられた街の片方が
ドイツ兵によって皆殺しにされたり、
新たな捕虜たちが収容所に送られて来るからと
選別されて、大勢の子供たちが連れ去られ、
チェコに行くはずの列車の半分はアウシュビッツに到着する‥
嵐のファンと勘違いされているかもしれないなぁ‥(^^;
私は長年『シンドラーのリスト』と言う作品を誤解していた
聖人君子の善行を195分間にわたって見続ける映画だろう
と、勝手に思い込んでいたので、
いつか、ゆとりが有る時にじっくり観ようなんて
先日まで保留にしてきた
そして、お恥ずかしい話だが
シンドラーがドイツ人で
ナチスの党員だった事も全く知らなかった‥
ベッドの上に洒落たスーツとネクタイを数点並べ
その日着る一揃えとカフスボタンを選び
チーフと札束をポケットへ、
仕上げにナチスのバッジを胸元に着けて
意気揚々と出掛ける伊達男のシンドラー
聖人君子の善行を195分間にわたって見続ける映画だろう
と、勝手に思い込んでいたので、
いつか、ゆとりが有る時にじっくり観ようなんて
先日まで保留にしてきた
そして、お恥ずかしい話だが
シンドラーがドイツ人で
ナチスの党員だった事も全く知らなかった‥
ベッドの上に洒落たスーツとネクタイを数点並べ
その日着る一揃えとカフスボタンを選び
チーフと札束をポケットへ、
仕上げにナチスのバッジを胸元に着けて
意気揚々と出掛ける伊達男のシンドラー
物語は そんな風に始まる
行き先はナチスのSS(親衛隊)が多く出入りするカフェで
彼等に巧みに近付いては酒を奢って顔を売り
ちゃっかりと同席したテーブルで一枚の写真に収まる
シンドラーが、そんな享楽的な夜を繰返すシーンを
行き先はナチスのSS(親衛隊)が多く出入りするカフェで
彼等に巧みに近付いては酒を奢って顔を売り
ちゃっかりと同席したテーブルで一枚の写真に収まる
シンドラーが、そんな享楽的な夜を繰返すシーンを
最初私はポカンとして観ていた
酒と女性をこよなく愛する野心家で、
ナチスの高官や戦争特需を利用して成り上がって行った
したたかな商売人だったのだ
ドイツ軍の占領下、ポーランドの古都クラクフは
兵士らによって押し込まれたユダヤ人の居住区となり
シンドラーは、その傍の潰れかけた食器工場を買い取って
安い賃金で雇い入れたゲットーの住人たちの手で
戦地で使用する大量のホウロウ製品を生産した
ナチスの高官や戦争特需を利用して成り上がって行った
したたかな商売人だったのだ
ドイツ軍の占領下、ポーランドの古都クラクフは
兵士らによって押し込まれたユダヤ人の居住区となり
シンドラーは、その傍の潰れかけた食器工場を買い取って
安い賃金で雇い入れたゲットーの住人たちの手で
戦地で使用する大量のホウロウ製品を生産した
そしてそれは、
ツボを心得た接待と絶妙なタイミングで贈った貢物によって
がっちりハートを掴まれたSS達に前線へ送り込まれた
瞬く間にシンドラーは一財産を手にして商売を回して行くが
それは、彼一人の頭脳では無く、
有能なユダヤ人会計士のイザック・シュターンとの
二人三脚によるものだった
ツボを心得た接待と絶妙なタイミングで贈った貢物によって
がっちりハートを掴まれたSS達に前線へ送り込まれた
瞬く間にシンドラーは一財産を手にして商売を回して行くが
それは、彼一人の頭脳では無く、
有能なユダヤ人会計士のイザック・シュターンとの
二人三脚によるものだった
本来なら強制収容所送りとなる人材でもイザックの手腕で
シンドラーの工場に雇われた幸運な人々は
当時のユダヤ人としては、神の祝福を得た様な状況だったが
シンドラーの工場に雇われた幸運な人々は
当時のユダヤ人としては、神の祝福を得た様な状況だったが
やがて、クラクフの地にもサイコパスまがいのナチス高官
アーモン・ゲートが収容所の所長として赴任して来る
高みから撃ち殺すと言う行為を日課としていたその高官をも
シンドラーは、飲み仲間やカードゲームの
好敵手となって取り込んで行く
アーモンと対立する事なく、利害関係の一致を装って
巧みに自社工場の従業員達を守ったのだった
映画の一場面で、シンドラーの誕生日を祝う宴席に
彼が営む工場の従業員の女の子2人が
感謝を込めて手作りのケーキを持って来る
喜んだシンドラーは、年長の女の子にキスをした
頬や額にチュッとするご挨拶程度のじゃなくて
いわゆる“接吻”のたぐいで、突然唇を奪われた少女は
怯えた表情でその場から逃げ去っていた
そりゃそうだよね
リーアム・ニーソンが演じるシンドラーでさえ
ん‥?セクハラ???と一瞬思ってしまったもの
どんな状況下でも人生を思い切り楽しむ事を常とし、
ナチスの高官たちに賄賂を渡して取り入るような
狡猾さや二枚舌が無ければ、彼の工場の
ナチスの高官たちに賄賂を渡して取り入るような
狡猾さや二枚舌が無ければ、彼の工場の
1200人のユダヤ人の運命は大きく違っていただろう
1944年、ソ連赤軍の侵攻で各地の収容所は解体を余儀なくされ
2万人余のユダヤ人が絶滅収容所へ移送される事となった
シンドラーは、自社工場で働いていた従業員たちを
彼の生まれ故郷のチェコに新しく買った工場で
引き続き軍需物資生産の為に働かせると言う名目で
リストアップしてアーモンと取引をする‥
1944年、ソ連赤軍の侵攻で各地の収容所は解体を余儀なくされ
2万人余のユダヤ人が絶滅収容所へ移送される事となった
シンドラーは、自社工場で働いていた従業員たちを
彼の生まれ故郷のチェコに新しく買った工場で
引き続き軍需物資生産の為に働かせると言う名目で
リストアップしてアーモンと取引をする‥
その従業員たちは幾度となく難を逃れて生き延びて来た
ある日突然、AとBの区画に分けられた街の片方が
ドイツ兵によって皆殺しにされたり、
新たな捕虜たちが収容所に送られて来るからと
選別されて、大勢の子供たちが連れ去られ、
チェコに行くはずの列車の半分はアウシュビッツに到着する‥
シンドラーは、童話の「幸福の王子」のように
お気に入りの金のライターやシガーケース、腕時計さえ手放して
次々と彼らを招き入れ、
遂には、トランク一杯の札束と引き換えに
全員を故郷の工場まで連れて来た
(一方、彼のリストに載る事が出来た人々の隣には
いつも、別の運命をたどる人々の長い列が続いていた)
そこまでしてもシンドラーは、後一人でもいいから
自分の何かと引き換えに命を救えばよかったと
享楽の日々を悔い、
従業員たちから贈られた感謝の指輪を手に涙を落とす
25年以上前にこの作品が制作された頃、
シンドラーによって救われ、生き延びた人々の命は
6000人と言う数のユダヤ人に広がっていた
今は、どれ程になっているのだろうか
シンドラー自身は、妻との間に子供はおらず
愛人との間に二人の子供をもうけたが、
その内一人は行方不明となってしまった
しかし、血の繋がりは無く、人種が違っていても
オスカー・シンドラーが繋いだ命は、
これからも地に満ちて行くことだろう
〈オマケ〉
慈悲深い聖人の物語だろうと思い込んでいただけに
毎夜着飾って飲み歩き、多くの女性を身辺にはべらせる
俗っぽい人物が成し遂げた偉業だった事に
逆に大きく心を動かされて、二晩続けて2度観てしまった
いっそ、美化せずに本人に似た姿かたちの
オッサン俳優を使っても良かったのに、とも思ったが
195分間観続けるのなら、イケオジの方が断然良い訳でw
当時40代始めのリーアム・ニーソンは、
"イケメン"などと軽めのキーワードでは言い尽くせぬ
長身(192cm)で憂いを秘めた甘いマスク
モノクロの画面からでも匂い立つ様なダンディさだ💕
惜しげも無くその"美尻"を披露してくれるのだけど
『シンドラーのリスト』も例外ではなかった事に驚いた
感動の名作のレビューに下世話な話題で恐縮だが
彼の美尻を確認したければ『荒野はつらいよ』🌼と
『疑惑に抱かれて』(←内容は全く覚えてない)
そして、本作は必見だね❣️