注)この記事は『her/世界でひとつの彼女』の
ネタバレを含みます
映像こそ前作を引き継ぎ、更に現代の技術を駆使した
素晴らしいものを見せてくれたし
そこに載せられたハンス・ジマーの曲も実に美しい
けれど、何か大事なものが決定的に違っている
観ている間は、それが何なのか、
どうしても分からなかった
行き先も搭乗時刻も分からないまま
待ち続ける夜の空港のロビーや
乗ると目的の階のボタンが無いエレベーターが
存在している迷路のような巨大なビルや
乗りたい列車のホームが決して見つからない駅など
目覚めてホッとする夢は、デッカードがうどんを啜る
あの世界と同じ空気がいつも漂っている
しかし、2049には全くそれを感じない
私の見る夢とは違う世界なのだ
それでは、前作への思い入れを取り払って
新しい一つの作品として2049を考えてみたらどうだろう
実は、私は『her』と言う映画がどうも苦手なのだ
女性との関係が上手く構築出来ない主人公が
AIの女性と恋に落ちるが、やがて献身的だった彼女も
驚異的な早さで進化して主人公の元を去って行く
この作品の中で度々出て来くる
AIの彼女と主人公のセクシャルなシーンが
ハッキリ言ってキモかった
2049にも『her』によく似たシーンが出て来たので
「ヤメテ、ヤメテ」と心の中で悲鳴を上げてしまった
肉体を持たないAIの彼女が
主人公とリアルにコネクトしたくて
代理の女性の身体とシンクロして思いを果たそうとする
『her』のように、すんでの所で回避されるものと
油断していたけれど、アカンかった
AIの女性と恋に落ちるが、やがて献身的だった彼女も
驚異的な早さで進化して主人公の元を去って行く
この作品の中で度々出て来くる
AIの彼女と主人公のセクシャルなシーンが
ハッキリ言ってキモかった
2049にも『her』によく似たシーンが出て来たので
「ヤメテ、ヤメテ」と心の中で悲鳴を上げてしまった
肉体を持たないAIの彼女が
主人公とリアルにコネクトしたくて
代理の女性の身体とシンクロして思いを果たそうとする
『her』のように、すんでの所で回避されるものと
油断していたけれど、アカンかった
実は、このAI嫁のアニメ顔のビジュアルも
私の中のブレランの世界観とは違和感が有った
ゴズりんの相手役としては、童顔・丸顔タイプの系列で
そして、全くの余談になるけれど
Kがステリン研究所を訪ねる場面でナゼか私は
SHERLOCK4の貞子(←違います、ユーラスです)との
SHERLOCK4の貞子(←違います、ユーラスです)との
対面シーンとデジャブになってしまった
(^^; アナは、良いコだけど
2049の中で個人的にどうしても、腑に落ちない部分が有る
レプリカントの製造目的は危険な場所での作業や
利便性・娯楽など人間の都合によって作られた
精巧なアンドロイドと認識していたので
目的にとって不都合な要素となりかねない生殖機能は
当然組み込まれていないものと考えていた
利便性・娯楽など人間の都合によって作られた
精巧なアンドロイドと認識していたので
目的にとって不都合な要素となりかねない生殖機能は
当然組み込まれていないものと考えていた
(目玉はアヤシイ中国系の学者のオッサンが
その他のパーツも、セバスチャンが作ったと言ってたし)
しかし、成功例とは言え、免疫不全と言う
リスクを持った個体しか生まれていない上に
完璧な容姿を持つ成人の形で製造出来るレプリカントを
成長するまでの工程で育児等の手間と時間を掛ける
「生殖」と言う生産方法に切り替えるメリットが
どうも飲み込めないまま終わってしまった
完璧な容姿を持つ成人の形で製造出来るレプリカントを
成長するまでの工程で育児等の手間と時間を掛ける
「生殖」と言う生産方法に切り替えるメリットが
どうも飲み込めないまま終わってしまった
どこかで、その説明が有ったのを
私は見逃したのだろうか
アナに父親を引き合わせる役割を果たした時、
不条理で理不尽な事だらけの彼の人生は
少しは報われたのだろうか‥