トランボの『王女と武骨者』 | ★ワルプルギスの夜★

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つれづれなるままに・・

トランボが正体を隠して執筆した脚本『王女と武骨者』
作品自体は傑作なのに、このタイトルじゃ〜ダメだと
変えられて本当に良かった『ローマの休日』ひらめき電球

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今、「午前10時の映画祭」で8/11まで上映しているので
今朝ほど、行って参りました映画

初めて観たのは、多分民放の吹替版だったのか
それぞれの声が微かに耳の奥に残っていて
その後、何度か字幕で観直したはずなのに
思い返すと どの場面も日本語でセリフが浮かぶ

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そんな事を考えながら初めてスクリーンで鑑賞したら
改めて本日観た作品は『Roman Holiday』(原題)だった

A.ヘプバーンの可憐さ、グレゴリーペックの包容力ラブラブ
最近の映画の畳み掛ける様なテンポに慣れてしまって
こんなに のんびりと、ほのぼの微笑ましく
それでいて、じわぁ‥と切ない作品だったかと
改めて、より好きにならずにはいられない音符

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モノクロの作品なのに、なぜかフルカラーの様な印象の
活き活きとした情景や登場人物、気の利いたセリフ‥

あれ?最近、
別の映画でも似た感触が有ったな~と思い返すと
CSで再見した黒澤明監督の『椿三十郎』だった

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どちらも、自分が生まれる前に撮られた作品なのに
今観ても全く色褪せておらず
昨日封切られた作品と並べても何の遜色も無い

反って、久しぶりに観ると新鮮な驚きまで覚える程
映画として本当に面白いと思えるのだ
三船敏郎って こんなにキュートでダンディーな俳優だったかと、

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一方、
グレゴリーペックは、私が物心ついた頃には既に渋くて
『オーメン』のダミアンのお父さんだったから
(↑それでも相当古い汗)
素敵な俳優と言うより、悪魔の子に手を焼くとーさんの
イメージが強かったのかもしれないw

改めて観た『Roman Holiday』の彼は
アン王女が24時間以内に恋に落ちてしまったのも
よ~く分かる程、チャーミングで胸キュンな方でゴザイマシタラブラブ

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そして、ローマの休日と言えば定番で
スペイン広場のジェラートや真実の口
ヘアカットやベスパドライブを
思い浮かべる人が多いと思うけど、

アン王女の初めてのショッピングや
めちゃキュートなパジャマ姿とか
ガタイが良すぎて車を降りるのが、
本当に一苦労のペック様など見所は一杯

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観るたびに、新たな魅力が見つかる
不思議な作品だったのね








<オマケ>
パッと見の顔立ちは違うんだけど
『Roman Holiday』のグレゴリーペックの表情が

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時々、とてもマシュー・グードに似ていると気付いて
あぁ、もしかすると私がマシュグ沼に落ちたのは
子供の頃に観た『ローマの休日』で潜在的に
好きになる要素が刷り込みになっていたのか

更に考えてみるとマシュグの出演作に『チェイシング・リバティ』と言う
まるでローマの休日のパクりの様な
作品が有った事にようやく思い至った

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何てこった
業界はとっくに気付いて、映画にしてたのか‥

でも、その作品に出ていた頃のマシュグは
まだまだ若くて、グレゴリーペックの様な包容力が
ほとんど感じられなかったんだよね
(と、言い訳してみる)

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先日遂に最終回を迎えた『ダウントン・アビー』の
ファイナルシーズンで見事メアリー様のハートを射止めた
ヘンリータルボット役では十分に、
じゃじゃ馬を御す懐の深さを備えていたけれど

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