トーマスに捧ぐ | ★ワルプルギスの夜★

★ワルプルギスの夜★

つれづれなるままに・・

トーマスと言っても、シェルドンお気に入りの
機関車に顔が付いてるヤツとか‥

怖‥汗

腹黒イケメンの第一下僕を思い浮かべた皆さま
申し訳ゴザイマセンm(_ _)m
今回の話題は、全く別のトーマスです

今夜は#4音符

『SHERLOCK3』の#1視聴ショック後
しばし、ミケルセン兄弟の元に
身を寄せることにしてまして

デンマークのクライム・サスペンス
『ゾウズ・フー・キル 殺意の深層』の
心理分析官トーマス・シェファーを想う日々です



一体誰!?‥って、皆さん思われてるでしょうね汗

元々は、ラース・ミケルセン様がこのドラマの
主人公の上司役で出演していると言うだけで
安易に飛びつきましたが

常々、北欧作品のストーリー展開に驚かされて来た私も
あんぐりしっ放しだったこのドラマ



最終話のラスト15分、いや10分間
何が起こったのか、すぐに脳ミソが受け入れがたく
2度リピって、
あぁ、やっぱり‥ホントにそうなのか汗
ジワジワ来ちゃった次第です

マイナーな北欧のドラマなので
あまり観る人もいないだろうけど
ミケリストの誰かが目にするかもしれないので
極力ネタバレは避けますね



弱体化した社会制度のもとに病変のように拡がる
凶悪犯罪と闘う警察組織

1話90分と言うスタイルも共通していますが
何となく、映像や音楽が、簡素で洗練された
『SHERLOCK』SE1に近い雰囲気です

扱われる事件は、陰惨な連続殺人でも
北欧独特の薄曇りの風景や
建築物や調度の何気ないセンスの良さが
目や心に気持ち良く、視聴者に媚びない姿勢が
清々しい(と言うか、お構い無し過ぎない‥?)



『SHERLOCK3』#1でダダ下がったテンションが
お陰で、あらぬ方向にピョンと跳ね上がったまま
衝撃の最終回にもつれ込んで‥ビックリマーク
もう一度、ディスク1~6をザッと見直す羽目に汗

何やら、心の傷を抱えた男勝りな刑事カトリーネを
ずーっと主人公として観て来たけれど
シャーロック・ホームズの冒険で言えば
実は、ワトソンが主役だったんだなぁ
と、思わざるを得ない視聴後感ですCD



だって、人一倍捜査に熱心に取組むカトリーネは
『クリマイ』の捜査官のように
犯人に拉致られたり、消されかける事がしばしばでも
特別ブリリアントな才能を発揮する訳では無くて
トラウマをバネにした努力のヒト

気付けば、事件解決に一番貢献していたのは
一見フツーの心理分析官で
子煩悩なパパであるトーマスだったんですから



前にイタコ方式の犯罪者心理の読取りに
ちょっと引くと書きましたが
URL→ http://ameblo.jp/noritama980/entry-11859627738.html

実は、そんな姿を見せたのは#1だけで
憑依と言うより
犯罪者への共感力がズバ抜けて高かったんですねキラキラ

ある事件では、犯人が拉致した被害者を処刑しようと
凶器を構えた時、トーマスが思いもよらない方法で
犯人の気をそらしたのには、度肝を抜かれました目あせる



犯人の妄想の世界を完全に理解しての行動で
結果オーライだったけれど
カトリーネが「今度こんなことしたら、ブッ殺す!!
と、思わず怒鳴ったのも分かる気がします(+_+)

また、犯罪組織に潜入していた捜査官に代わって
ある組織に潜り込んだエピでも
トーマスは、何も特別な訓練や準備をする事も無く
運転手をしていた前の潜入捜査官の弟を名乗って
のこのこと組織に入り込み(誰の許可も得ず)



ボスの子供の子守りを任される内
何気にボスの信頼を得ていたんですが
実の息子と、歳の近いボスの息子の危機との板挟みで
どうなる事やらと、最後までハラハラさせられましたドキドキ

命懸けの捜査の中で、カトリーネとトーマスは、
次第に、お互いかけがえの無い存在になるけれど
片方がフリーの時には、もう片方に相手がいて
男女関係に発展するかどうか
常にビミョーな雰囲気が感じられました



「妬いてるんだ~」と、からかうカトリーネに
「あぁ、妬いてるよ、でも負けないゾ」と
ニコニコ大人の余裕で答えていたトーマス
イイカンジだったなぁ‥ラブラブ

私が、ボーゼンとなった最終話で
場を全て、さらって行ったラース様のビズゴー
カッコ良すぎですキラキラ

普段は、カトリーネに対する
不器用な愛情表現が、微笑ましく
男女間の感情と言うよりは
まるで、免許取りたての娘の助手席の父親のように
心配のあまり口うるさくして、煙たがられる



そんな感じが、最終話では
映画『96時間』のリーアム父さんバリの
父性愛大放出の活躍でした


さて、
『SHERLOCK3』#2「三の兆候」においては
オフコースの「秋の気配」が頭をよぎるほど
シャーロックの冗長なスピーチがboringで
(前半は割と良かったのに)



来週#3「最後の誓い」で
物語をキレイに総括してくれなければ
今後、脚本はパスティーシュの名手
北原尚彦先生に執筆を譲ればといいと
半ば本気で、思ったのりたま



ラース様の上品で下劣な宿敵マグヌセンを
心より、楽しみにしております

これ以上、キャラ崩壊しないでね
シャーロック‥