「風邪ですね」の感覚で言われたがん宣告に「ああ、そうですか」と答えた私達

 

←序章(3) 序章(5)→

「4/12]

 

2021年12月14日

 

 

今日は本命、泌尿器科の受診。

お腹の腫瘍が「悪性腫瘍」かどうかを判断してもらう。
ボールみたいな大きな腫瘍はいったい何なんだろう。

一般的な「がん」とは違う…

 

 

 

お腹にできた腫瘍は良性?悪性? 悪性だった】

 

先週の呼吸器内科の受診では「左肺の下葉にできたすりガラス上のもやは現時点では ”がん” と判断できない」ということで転移の心配はしなくてよさそうだと一安心。

お腹の腫瘍ももしかしたら…、良性の脂肪腫だったら良いのに…と僅かな期待を持ちつつ、

紹介状を持って泌尿器科の受診しました。

 

 

「どうか、悪性腫瘍でありませんように…」

 

 
医師: 「5cm以上あるので、脂肪腫(良性)ではないと思います。」
 
 

夫: 「がんか…。」

 
 
 
医師: 「明日、造影CTで腫瘍の正確な大きさを見ますが、おそらく脂肪肉腫だと思います。
脂肪肉腫は”がん”という言葉は使っていませんが、悪性腫瘍のがんです。
放射線や抗がん剤が非常に効きにくいので、切るのが治療の第一選択肢になります。」
 
 
夫: 「はい。分かりました。」
私: (これが、がん宣告か…。治療方法が無い…)

 

 

 

初めて聞いた「脂肪肉腫」という言葉。

中学時代に骨肉腫で片足を切断した同級生はいるけれど、脂肪肉腫って何だ?

もう12月半ば、来年早々に手術ができるのだろうか?

 

 

これまでは、生命力が強い夫が、私よりも長く生きるだろうと根拠のない考えがあったけれど、

夫の方が先に逝く?? 夫の寿命はあとどれくらいなのだろう…。

 

 

 

(4)がんの告知「後腹膜脂肪肉腫」と言われる|おわり

 

 

←序章(3) 序章(5)→

「4/12]