人生フル回転「赤城登山・山は恐い。政治塾。映像流出逮捕せず」
◇自民党県連HPの最新情報として赤城山登山視察、ぐんま政治塾関連が載った。赤城山登山は、12日、姫百合駐車場をスタートして鍋割山頂を目指した。10月実施予定が雨で延期となり今回の実施となった。茂原副知事、県議は山本龍君と私、市議6人など総勢16人。目的は登山道の現状や観光資源としての赤城の魅力などを調査することであった。
下は春のような陽気であったが山頂では一時天気が急変し、寒気に襲われ、ホカロンを付けたり、タオルを首に巻いたりしてしのいだ。山を甘く見ると大変な事になると実感した。
山での遭難を想像した時、案内標識の重要さを知った。磨耗して文字が読めないものもある。山の案内板は命綱である。登山道も随所が荒れていた。毎年予算を組んで計画的に修理することを副知事と話し合った。クマ、シカ、イノシシなどの山の住人が気になったが出会わなかった。どこかで我々を見ていることだろうと思った。
政治塾関連とは、今月27日(土)に行われる講義の事である。私がトップバッターで講師を務める。県議を目指した動機などを語ることが求められている。政治塾は自民党県連の改革の一環として企画されたもので新進の政治家を育て合わせて現職県議の向上を計ろうとするもの。講演は慣れているが、自民県連の面目がかかっているので初心にかえって若者に語りかけようと思う。私のブログへのアクセスの中に、塾生から講演を期待するとのメッセージがあった。
◇車で大相撲を聞いていたらニュースが入り尖閣映像流出の保安官を逮捕しないと報じた。やはりと思った。非常に多くの人が関心を寄せる成り行きである。
逮捕せずの理由は、逃亡の可能性が低いこと及び映像の秘密性と重要性がそれほど高くないことである。捜査の結果、映像は多くの人が既に見ていたことが明らかになった。多くの人が閲覧可能であったということは、秘密というに値しないことを意味する。
最高裁は、かつて、外務省職員の情報漏洩に関する国家公務員法違反事件で、「秘密とは実質的に秘密として保護するに値するもの」という見解を示した。形式的に秘密扱いされているだけでは足らないという事である。沖縄返還に伴う日米間の密約に関する文書であり国民の知る権利に関わる情報であった。
逮捕せずの背景には、世論の動向がある。最近のある調査によれば、88%の人が衝突事件の映像を政府は公開すべきと答えた。映像の流出が国民の知る権利にこたえた事は否定できないのだ。(読者に感謝)
☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。