GPSウオッチの距離、速度は参考値 | 三輪紀仁のブログ 「楽しく走ろう!」

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ランニングに関すること、トレーニングに関すること、色々書いていきます。

ランニング、というかマラソンにのめりこんだ人は大体GPS機能を搭載した何らかのデジタルデバイスを持っていると思います。(時計に限らず、スマホでも代替になる)
これによって色々な情報がすぐに見られるいい時代になりました。
昔はせいぜいストップウオッチ機能くらいなもんでしたからね。


ただ、この見られるという状況に罠があるのかなと。


走り慣れてきた人が気にするのはやっぱりその時のペースだと思うのですが、GPS機能ではその瞬間の速さというのは拾えないんですね。(GPSは位置計測の仕組みです)
GPSウオッチなどの速度は、GPSで計測した距離と経過した時間で算出されるので、信号のばらつきがあると当然数値はずれます。
GPSの精度がいいタイミングであれば比較的近い数値が出ると思うのですが、基本的にはちょっと前の時間の数値が差分計算で表示されています。


これは坂道とかに差し掛かった時とか、歩き始めた時とかに時計を見ているとなんとなくわかるんじゃないかなと。
また、GPS信号の受信も端末によってばらつきがあるので、並走している人と一緒のタイミングで時計を見た時に、数値が一致していないことがあることからも分かると思います。
並走しているので本来は同じスピード・ペースであるはずですが、GPSの距離表示がズレていれば計算されるスピードも変わりますよね。

大会で42.195km走っても距離がジャストで終わるなんてことはほぼ無いですしね笑い泣き

時計に表示されているのはその瞬間のスピードではなく、少し前の時間からの平均値みたいな値ですよ、というお話しでした。
とはいえ、便利なものであることには変わりないので、あまりその瞬間瞬間の数値にはこだわりすぎず、多少おおらかな気持ちを持って数値と向き合いましょうねというところです。

日々刻刻と技術も進歩しているので、近い将来この仕組みも変わっているかもしれませんしねウインク