レースもペーサーもクライマックス
30~35km
いよいよ館山名物の激坂突入。
ここへきてスタートからグループ前方をずっとキープしていた方が旅立っていきました。
レース運びが上手くできたことがないので、とにかく溜めて終盤を迎えて5時間切りをしたいと熱弁してくれた方でした。
激坂を良いペースで登っていく彼の背中を見送りつつ、粘って付いてくるメンバーにひたすら声掛け。
ペースとしては15~20秒落としたかな?
でもそこまで緩くしたわけではないですが、なんと坂を上り切って10人は付いてきていました。これは素晴らしい
下りは変なブレーキをかけないようにアドバイスしながらリズムよく下っていきます。
35~40km
朝も通った道の復路区間。
まだまだアップダウンが続くところ。
この辺りに差し掛かると、落ちてきた方も粘るためにグループに付いてくる人が増えてきます。
前の区間でだいぶスリムになった集団も徐々に膨らんできてまた30人くらいに。
それでも上り坂やエイドのたびにメンバーは出たり入ったりな展開。
5時間切りを目指して先行していたけど追いつかれてしまった方、
もっと早いタイムを狙っていたが不調に気持ちが負けて歩きそうになっていたところに追いつかれた方、
激坂で遅れたけどちょっとずつ差を詰めて追いついてきた方。
皆さんそれぞれにレース展開エピソードがあります。
一人でも多くの人についてきて欲しいということで、やたら喋りまくって気を紛らわせつつ、カラ元気走法を伝授。
なんとか集団を維持したまま最後の海岸に出てきます。
ただこの区間、集団が大きくなったことにより反対車線にはみ出しそうになる人がちらほら。
対向車はバンバン来るので注意喚起の声掛けも絶やさずに。
40km~ゴール
いよいよクライマックス。
ロスタイム解消後もいいペースをキープしていたので、結果的には貯金ができていました。
ここでようやく設定ペースよりタイムを落としてのペースにしました。
これによりほんの少しでも余力が残っている人は少しでもいいタイムを目指してどんどん旅立っていきます。
それでももうキツイという人をなんとか励まして集団維持しながら最後1kmを通過。
ゴール前の橋に差し掛かるあたりで、先頭は相方に任せて後方からの声掛け押上げ。
最後のゴール会場に入る手前で二人で待機してまだ間に合いそうな人を1分弱呼び込みながら、最後は5時間ジャストでのゴールとしました。
※写真はもっと後の6時間付近
ゴールしたらなんと激坂で旅立った彼がわざわざ待っていてくれました。
目標達成できた報告を本当に嬉しそうにしてくれたので、思わずうるっときそうでした。
いやー、良かった