児童ポルノ規制がおかしな方向にずっと進んできたのは、「外国にはずかしい」という明治時代の思想のまま、ひたすら出版物を取り締まる法律を作る方向に進んでしまい、そもそもの目的であるはずの「児童の虐待を防ぐ」という児童福祉の発想からかけ離れてしまったってことなんだろうな。

この法律を最初作った時に、「先進国で日本だけが」と日本だけが極悪人みたいに扱われて、でもこの外国はみんなキリスト教国ね。「日本は児童ポルノが堂々と書店で売られている」ほとんどが昭和時代に出版されたものの回顧本だったけどね。あとわざわざ新法を作らなくても取り締まれた援助交際系のビデオね。で禁止されている外国の方がもっとひどいのが非合法に流通しているわけね。もっと民俗的・文化的・宗教的な考察をすべきだったのにね。昭和の終わり頃ロリータブームが起こったけど、「子供の裸の写真が売られている」ということだけでは警察は動かなかった。まあ「子供の裸くらいで大騒ぎするな」ってこと、日本は子供が裸で川や池で遊ぶなんてのがありの、裸におおらかな国なんだから。キリスト教国と違っていいの。

「新法作って禁止しました」ってアピールしたわけやけど、本当に児童の保護が目的なら児童福祉法34条「児童の保護のための禁止行為」に付け加えたほうが、目的は児童の保護で表現出版制限はその手段だってのがはっきりしたんだけど。

でこれを書くためにポケット六法を開いたらなんと児童福祉法は掲載されていない、小六法を取り出すはめに。

そして単純所持違法化の審議では所有権不可侵、内心の自由、事後法での処罰などの憲法上重要な問題になるべきことが全くといっていいほど議論にならなかったのも不思議。単純所持違法化反対を口にすると「ということは持ってるんだな、違法化したら覚悟しとけよ」となるのが怖いから黙ってしまった人も多い、これこそ憲法問題。言論封じ込めだ。言論の自由がない国がどんなにひどいものになるかはお隣を見れば明白。

官僚の答弁など真に受けてはいけません「児童が生存していることが条件だ」それなら100年以上前に「不思議の国のアリス」の作者ルイス・キャロルが撮影したとされす少女ヌードは合法ということだな。いやそんなこと法律のどこを読んでも書いてない。この国は解釈改憲なんていう恐ろしいことをやる国なんだぞ。

最後に、本は命がけで守るものです。そしておれは学術文化研究者だ。
3Dデータって何なの?3Dプリンタで出力するためのスキャンしたデータ?だとしたらそれを樹脂かなんかで立体工作物に再現して初めて視覚化されるわけね。でも3Dプリンタなんて持ってる人ほとんどいないから、みんな見れないね。無罪!

で立体工作物に再現したところでそれがダビデ像や道祖神やらとどう違うのか説明してもらいたい。伝統的に芸術作品として評価されている?宗教行事や民俗習慣として社会に許容されている?なにをいうか、そんなことを言ってたら新しいものは作れないじゃないか。
3Dデータというものがどういうものか、おれはいまいちわかっていない。立体工作物に再現したらどんな物になるのか、わいせつ物頒布として逮捕されるべきものなのかどうか、それを見ないことにはわからない。だから見せろ。報道しろ。ダビデ像と道祖神とこれと3つ並べてテレビで映せ。法定で証拠開示しろ。この江戸時代の風俗撹乱剤となんら変わらない発想での警察の国家権力行使が果たして正しいのか国民の目で監視するため、開示しろ。

この「ろくでなし子」さんという方、この度初めて名前を聞いたわけだが、前から官憲に目を付けられていたのかな?釈放されたと聞いて一安心、いやそうはいかない。起訴猶予か?略式起訴で罰金か?いずれにせよ威嚇射撃としての効果はしっかりあっただろうから、この「ろくでなし子」さんの創作活動は今後萎縮するだろう。だったら官憲の圧力に屈したも同じ。芸術家はそれではいけない。ここは正式起訴、否認、無罪判決で官憲に勝利していただきたいものだ。まあそれは外野席だから言えることで、この「ろくでなし子」さんには多大な負担を強いることになるけど。

今回の逮捕に賛同している皆さん、今このブログを見ている機械で「秘宝館」と検索し、ご近所の秘宝館に足を運んでみましょう。日本人は昔からこういうのにおおらかな民族なんです。今回の逮捕「あほか」と思えるようになります。

参考文献を1冊「性風俗の日本史」(河出文庫)





Bisの「nerve」っていう曲、最近まで曲名もBisの曲だってことも知らなかったわけなんだが、じっくり歌詞やメロディを味わって聴くと、すごくせつなくていい曲なんじゃないかと最近思うようになってきた。

この曲関西地下アイドルで歌う人は多いのだが、沸く暴れるに特化してしまって、せつなさのかけらも伝わらない。本家Bisはというといろいろむちゃくちゃなことをやっているということはネット記事で伝わってくるが、そういう話題ばかりで、歌がどんなだなんてのは全く伝わってこない。読めばライブに行くのは避けたくなる。テレビに出るわけでもないから、見る機会はない。
地下アイドル、ご当地アイドルって、ほんとライブに行かないとわからないからたいへん。

ただ一度だけDorothy Little Happyが歌ってるの聴いたことがあるのね。そしたら全然違って、すごくせつなさが伝わってきて「へぇ、この曲実はこんなんなんだ」って思った。いや、歌い手で全然違ったものになるものね、歌って。

これを書く前に歌詞を確認してみたら、作詞は元THE東南西北の久保田洋司とな。そりゃせつない歌になるわ。「ため息のマイナーコード」から「ファンタスティポ」まで歌うぞおれは。