みなさま、こんにちは。
セラピストの宮 徳戸です。
今日は、一家に一冊!とお勧めする本のご紹介です。
葉室頼昭著「神道〈徳〉に目覚める
葉室さんの本は図書館にて借りて読んだのですが、内容にハッとさせられることが多くて、一家に一冊と思い、他に「見えないものの力」「いのちを伝える」などを購入してしまいました。
葉室さんは今は亡き方ですが、60歳ごろまで外科の先生して、それから神職に就かれ、
春日大社の宮司さんを務められた方です。
この方の本の中には、本物の力が込められています。
また、宮司のみをしてきたわけではなく、外科医として様々な修羅場や修行のようなものを経験してきたために、さらに神道とつながるところの深さがあって、この「神道〈徳〉に目覚める」をはじめて読んだとき、
「私は何も知らない・・・・」という衝撃が走ったのを感じました。
それ程衝撃的で、でも腑に落ちて・・・・すごい本だということだけです。
かなしいかな・・・。
このスピリチュアルの世界でさえも、物質的なものを追い、我を増大させている様や、
知識だけのスピリチュアリズムを追い求め、魂で分かっていない・・・
何を求めているのか・・・といったことがみられてしまうのですが、
その様子を見ていると決して美しくない・・・。
どの人が見てもすがすがしく輝いている人は、その人の「今中」に生きている人ですし、
決して他人を蹴落としたり、我を通していません。
一般社会でも同じことです。
何が大切か・・・をみんな忘れてしまっているようです。
幸いに私の両親は、「何が大切か」を知っていた人でしたので、私もその恩恵を伝えていただけたのですが、
生活環境、家庭環境で「何が大切か」を誤って教わってしまった方たちは、そのことが人生のすべてとなってしまい、
何か大きなこと(事故や怪我、天災など)が起こらないと分からないというところに来てしまっているのでしょう。
しかし、先の震災で大きなことが起こってもまだ気づけていない様子を見ると、
ますます、この「何が大切か」を知ることを意図的に設けるという機会を作るしかありません。
その「何が大切か」を知るきっかけにこの本が存在しているのでしょう。
人生に悩んだときこそ、その「何が大切か」を知る一つの節目と言えます。
その時がチャンスなのです。
その時が、自分を顧み自分がこれからどうやって生きていくかを探る時期なのです。
その時こそ人生に変化をもたらし、幸せの方向へと進むかどうかの瀬戸際なのです。
ぜひ、その時にこそ読んで欲しい本です。