Norikostyle
wine*cheese*Recipes
Instagram @noriko.norikostyle
~2018年夏の想い出~
夫婦2人で初カリフォルニア。
ナパバレーの有名ワイナリーを巡る日記
フランスボルドーChateau Mouton RothschildのBaron Philippe de Rothschildと、
ナパバレーーのRobert Mondaviのコラボワイン。
言わずと知れたカルトワイン。
「作品#1」というオーパスワンは、
カリフォルニアワインの中で認知度・人気共に日本では一番なのではないだろうか。
赤ワインのみ、唯一無二となるワインを造り出す。
石造りのワイナリーは、車で近づくにつれ遠方からでもいち早く目に飛び込んでくる。
外観は装飾こそシンプルで、ナチュラルにオリーブの木々が点在する。
ゴージャスな内観のテイスティングルームもあるが、
景色を見渡せる場所でのテイスティングは、内観のゴージャスさでは味わえない格別な雰囲気だ。
屋外の中で飲むカベルネ・ソーヴィニヨン。
夏の湿度のある日本の屋外では感じることの出来ない、品種の清涼感をはっきりと感じることができる。
久しぶりに飲んだ気がするオーパスワン。
よく熟した黒系果実の香りが口の中で舞い、タンニンは当たり前のようになめらかにそこに鎮座する。
2012のなめらかさ、やや熟成が始まりどっしりと重く感じることのないタンニン。
2014は、やや涼しかったことから、酸が伸び伸びしている。
テイスティングは2つのヴィンテージと、セカンドのオーバーチュア(オーバーチャーでないと通じない)が用意されている。
3年熟成されリリースされるオーパスワン。
今後は、2013と2015の比較が始まるのだろう。
しかしながら、この価格。
日本で購入する価格とは明らかにお買い得ではあるが、
目的が「味わい」であるのか、カルトワインである「芸術品」であるのか。
ワインとしての価値は、どこに焦点を当てるかでワインの行く末も変わるのだろう。
私はといえば、ボルドーの好きなスーパーセカンドと値段を比べて天秤にかけてしまう始末。
芯が主婦感覚な為、致し方ない。
現実派らしく数年以内に頂くために、セカンドのOvertureを寝かせることに。
日本で購入できるOpusoneよりも、Overtureの方が何やら手元に置いて置きたくなる。
圧倒的な威厳のあるワインを前に、自分の器の小ささを実感しながらも
偉大なるワインを造り出す畑を見下ろしながら、夫婦でテイスティングできたことは
これ以上ない至福のひと時だ。
この後、さらに至福が続くのだから、観光そっちのけのワイナリー巡りはやめられない。
Norikostyle
Instagram @noriko.norikostyle
All Recipes>>here
Writing >>here
<お仕事のお問い合わせはこちらからお願い致します>
Contact >>here