Norikostyle
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エッセイが好き。
ただ、エッセイストを好んで選ぶ、というわけではないけど。
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私は嗜好が狭すぎるからか、
昔から馴染みのある同じ映画を好み、同じ曲を好み、同じ本を好み、同じ場所を好む。
本当に、本当に、つまらない30代だ。
私はそのつまらなさが、心地良いのだけど。
(なのに、ワインだけは紀元前も最新情報もブームも求めるから、仕事に出来るのだと思う。)
好きな人の、エッセイが好き。
雨宮塔子さんのエッセイは、
コーヒーのように温かく、そしてミルクを入れたくなるほど苦いが、
中毒症状かのように欠かせない。
小説家の江國香織さんのエッセイは、ワインのよう。
幸福で、複雑で、余韻が長く、学生の時から離れられない。
いつでも溺愛している。
料理研究家の行正り香さんのエッセイは、チョコレートのよう。
日常に安心感を求めるスウィートな口溶けと、欲するビターな味わい。
私の生活に欠かせない、嗜好品3つ。
身体に足りなくなったら、補充する。
パソコンとスマホを遠くにして どっぷり、いつもの本に。
本は所有する。
継続して身体にいらないものは、すぐに手放す。
本業、やるべきがあってこその、エッセイが好き。
やるべきことの中には、本質を剥き出しにする必要がないことがある。
その人の日常や本質を知りたいと思ってこそ、私にとってのエッセイなのだ。
日々の生業を知っていると、エッセイとのギャップがたまらないし
架空かと思いきや、リアルな場面が組み込まれている時もある。
(例えば、江國さんの小説にはリアルな彼女の生活ぶりがよく出てくる。お風呂に住んでるような女性。)
静かなエッセイの方が、ドラマティックで愉快で、そして切ない。
ブログは日常を切り取る。
だからか、私はブログの中でも
記事と日記とを口調で分けれている気がする。
ですます調で「書くべきこと」と、こんな風に「書きたいように」。
私はエッセイなどにも興味を持ってもらえるような
ライティングをしたいと、最近思う。
名を出すライティングも、
名を出さないライティングも、
いつか文/築山紀子という、そんな形を誌面に残したい想いは
WEBライターから、ライターとしての夢でもある。
ライティングが好きで、ワインが好きで、
それが私の「今」なのだ。
ただ、文を書く為には
今の私には写真が必要で、その質がまだ劣っているという…
もどかしい気持ちはさておき。
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そういえば、異性には日常は求めない。
GACKTの日常、YOUの日常、YOSHIKIの日常。
知りたくない、とは好きすぎるからか。
ハマる性質。
忠犬のように、ずっと。
こればっかりは、治らないかな。
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