2014年の10月。
忘れもしません。
ごくごく普通に生活し、食欲も旺盛。胃腸に異変や違和感など何も感じなかった日々。
今思うと、育児におわれ悩みも多く、仕事も忙しくしていた。毎日に余裕がなかったかもしれません。
ふと、数日前から膨らむおなかに、太ったかなあと。
子供とジャンプして遊ぶ。 あれ、何か違和感。
そういえば、生理の出血もまだ止まっていない。
一応、仕事前に婦人科に寄ってみようとごく軽い気持ちで近所の総合病院へ。
CT、血液検査から、まず医師に言われたこと。
卵巣が腫れています。
お腹は腹水と思われます。
これからMRIをとって今日はお帰り下さい。3連休明けに検査の結果をご主人と聞きに来てください。
ん?主人と?
仕事先に急ぎ電話し、お休みする旨伝える。
帰宅後、必死でネット検索。
卵巣嚢腫もしくは卵巣がんか。
主人と来てくださいという医師の言葉に引っかかった。
ああ、がんかも。
辛い、3連休でしたが、初日に次男の幼稚園運動会。私は運動会のお手伝い係。
今思えば、あの重たいお腹とココロでよく駆け回ったものだわ。。。
連休後予定通り受診。医師からの宣告。
卵巣の腫瘍は悪性。
手術となるでしょうが当院ではできません。
術中細胞診が可能な近隣の病院がよいかと思います。
よくドラマで取り乱したり気を失ったりする場面だなーと他人事のように思いながら、
案外、冷静に聞いていた気がする。
それでも。病院からまず自分で選ばなければいけないのかーと途方に暮れる。
私の中にがんがある。はやく治療うけなきゃ。
でも病院の情報なんて全然わからない。
親戚、知人には相談できる医療関係者も見当たらない。
そんなとき、たまたま主人の仕事の関係で、自宅から1時間ほどの大学病院がつながりました。
翌日すぐ受診できる手筈が整ったことにまずは一安心。
受診後即、検査入院となりました。
小学生と幼稚園の子供がいる我が家。お互いの実家も遠く離れています。
私の母に連絡して、上京してもらうよう依頼。
検査はレントゲン、造影剤CT,MRI, 胃と大腸の内視鏡とのこと。
その前に腹水を2リットル抜いてもらいました。
ちなみに腹水は卵巣がんでもおこる症状で、しかもステージ4とは限らないそうです。