↓忍者屋敷のどんでん返し

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​不登校支援を始めて26年
5歳の時から
やってます
パー
(ここ、笑うとこです)

星プロの不登校児とは?




ほかのスクールカウンセラーさんが
どのように対処されているのか
寡聞にして存じ上げないのですが



わたしはわりと親子同席で
面談をさせていただきます。






一番の理由は時間がないから





大学院併設の相談機関のような
母子並行面接なるフォーマットを
一人職場では展開できません。



   




数か月間の不登校を経て
テストを受験した中学生さん。



かつての成績とは
比べものにならない惨状に
さすがのご本人様も
危機感を抱いておりました。



お隣でご同席のご家族がふと
社会人になりたての頃の出来事を
思い出されて語られたのですが…



高卒と大卒とで
こんなに給料が違うなんて
びっくりした






新入社員同士で無邪気に
給与明細を見せ合ったせいで
気まずい思いをされたのだとか。



ご家族は不登校児さんに
危機感を持たせようとして
必死で捻り出したのでしょう。



神妙な面持ちでその話を
横で聞いていたご本人さん、
その後、マイペースながら
学校復帰を目指し始めました。



   




欧州最高の頭脳と誉れ高い
エマニュエル・トッドの本に





 

私は学ぶという行為自体が
目的になるべきだと信じています。

学ぶことでより良い人間になれます。

そして、知るということ、
それ自体が良いことだと思うのです。
(p.4)



と書いてるの読んで
ほんまそれよ
そうあるべきよ、と
膝を叩いたのですが



現実はどうかと言うと


 

ところが、次第に社会が複雑化し、
ますますその深刻さが増している
現代社会では、

教育は経済的、社会的な成功を収める
ためのツール
となってしまいました。

人々は、社会の中で、
経済的に生き延びるために
教育を受けるようになったのです。

どの国でも、親たちは
自分の子供の学校での成績に
一喜一憂します。

それは子供に幸せで
より良い人間、より完全な人間に
なってほしいというよりも、

むしろより良い仕事に就いて欲しい
という願望の表れです。
(pp.4-5)



トッドによると、今のシステムの基盤は
野望・順応主義・そしてお金



なぜ勉強するのか理由を
説明できない大人だらけで
子どもだけ勉強するとか
無理難題でしかないわな。