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​不登校支援を始めて25年
5歳の時から
やってます
パー
(ここ、笑うとこです)

星プロの不登校児とは?




合格発表シーズンです。



わたしは小・中学校、高校で
日替わり勤務しているので
受験にまつわる悲喜交々を
毎日のように拝聴します。



いろんな人の話を
聞いてて思うのは



第一志望に合格すれば
人生もうまくいく幻想



みたいなのがはびこってますね、
これもまたドクダミのように。






受験の末、第二志望で
わたしの勤務校に
ご入学された生徒さん。



ご縁があって
カウンセリングで
お話を聞くことに
なりました。



2年生になる頃には
完全に吹っ切れて
推し活でリカバリー






次は大学受験という節目の年



2つ下のごきょうだいが
その第一志望の高校に
合格されたそうです。



いいな、羨ましいな。
やっぱりあの高校に
行きたかったかも、と
ふと思ったそうです。



ところが
ごきょうだいから
毎日聞かされるのは
かつての憧れの高校の
不満や苛立ちばかり。



授業進度も早くて、
先生の言動も厳しめ。



「あの学校より
 うちの学校のほうが
 生徒に親切だな…」



と思ったそうです。



そりゃだってあなた
第二志望っ子だもん。



先生達も親切にしますがな






大学受験もがんばりましたが
これもまた不本意な結果に。



滑り止めのつもりで受けた
大学に進学を決めましたが



オープンキャンパスで
あちこち見に行った中で
ご家族が一番気に入った
大学だったそうです。



それもおイヤだったらしい。
(まあ、わからんでもない)



くよくよ悩んでいることを
ひと足お先にキャンパスライフを
エンジョイしている先輩に
相談してみたそうです。



すると、



親が気に入ってる大学なら
金払いよくてええやーん!


もー、私なんてさー
ここに行きたいって
押し通したからさー
ずっと嫌味言われてるでー!


資格試験とかは
自分次第やし、
大学関係ないから
がんばってー!






と応援してくれたそうです。
(励まし方はともかく)



とはいえ、この生徒さんは
高校受験で学びましたので



「ま、先のことは置いといて
 とりあえず行ってみます」



と、卒業して行きました。






受験は博打みたいなもんやから
ほんま何が当たるかわからんで
と生徒さんには申し上げていますが






時間と労力とお金をかけて

第一志望に合格したのに

自分が期待してたのは

こんな学校生活じゃない!




というご不満を聞くほうが

正直なところ骨が折れます。




受験の成否と人生の幸せを

やたら絡めたがる大人のせいです。