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​不登校支援を始めて25年
5歳の時から
やってます
パー
(ここ、笑うとこです)

星プロの不登校児とは?




先日、こんな記事を
書いてみたのですが





この20年ほど
子どもへの体罰を
根絶やしにする啓蒙活動が
展開されたものの



痛い目に
遭わさなければ
人は変わらない



という信念は今も現役です。



不登校児に対する
嫌味や皮肉、あてこすりが
やめられないご家族が
結構いらっしゃいます。



言ってしまった後は



自分がこんなにがんばって
説得しようとしたのに
子どもが変わらなかった…



カッとなって
子どもの立場も考えず
ひどい言葉で罵った…



という悔恨の心情を
吐露されるのですが



スクールカウンセラー(22年目)の
わたくし、たいてい聞き流しています。



スーン





ごめんなさいね。
これも戦略なんです。



面接時間は限られているので
動きや変化があった報告をする
割合を意識的に増やします。



スクールカウンセラーは
こういう話を喜ぶとわかると
不登校児家族の皆さんは
そういう話を一生懸命集めて
持って来てくださいます。



不登校児家族、
超まじめだから



   




不登校が契機で来談した
ある中学生さんのご家族。



面接の経過とともに
判明したのですが
不登校になる以前から
メンタルヘルス不調が
あったそうです。



不登校による不安の高まりから
不穏な行動が増えていました。



学校に来ることは難しそうなので
市内の各学校を巡回している
スクールソーシャルワーカーさんが
家庭訪問をすることになりました。



抜き打ち訪問はさすがにまずいので
ご本人さんが機嫌がよさそうな時に
説明してもらうことになりました。



ご家族がどのように
伝えたかというと…



「来てくれる先生、
 ぼる塾の田辺さんに
 ちょっと似てるで」






ちょっとでも
会ってみたいと
思わせたら勝ちです



とはご家族に助言しましたが
これまたすごい誘い文句(笑)



お笑いが好きな不登校児さん
その日は朝から身支度をして
きちんと出会えたそうです。



   




何度も繰り返しますが
不登校児家族は皆さん
基本的にまじめなので



医療やカウンセリングが
いかにあなたに必要かと
真っ向正面からの説得
試みることが多いのです。



面接回数を重ねるにつれ
目的を達成するためなら
どんな手段が効果的なのか
次第にたくらむようになって



だんだんそそのかすのが

うまくなっていきます。




それを見ているのが
とても楽しいです。