カウンセラーさんの
SNSでよく見かけるのが
「共依存」という用語です。
毒親やアダルトチルドレン
というキーワードで集客する
カウンセラーさんが積極的に
用いておられると拝察しますが
アメブロでも
ハッシュタグが2万件以上
ついているようです。
こうなると
専門用語というより
もはや通俗道徳の一部と
見なしたほうがよさそうです。
依存症や家族関係支援ガチ勢は
今や「共依存」というフレーズを
使ってなさそうなんですよね…。
むしろ「共依存」と言うと
ダサい奴認定される勢い。
わたしも今はできるだけ
使わないようにしています。
CRAFT(Community Reinforcement and Family Traning:コミュニティ強化と家族訓練)
を習いに行ってからは特にです。
CRAFTは
もともとはアルコールや
薬物依存症のある当事者の
家族支援として構築された
プログラムでしたが
日本では
ひきこもり事例に対しても
活用されています。
「ルートはいくつもある」
という考え方を提供できる
ようになったのは
CRAFTを学んで以降です。
なぜ「共依存」という
文言を避けるかというと
あまりいい効果を
期待できないからです。
唯一、効果があるとすれば
「共依存しているワタシが悪い」
と思い込ませるぐらいでしょうか。
まだ足りない
まだできていない
と思わせれば
「不足」に不安を抱く人は
離れがたくなりますものね。
「イネイブリング」も同様です。
直接的にイネイブリングとは言わず
「結果的に〜を可能にしてしまう」とか
「意図せず〜ができてしまった」とか
そんな感じの説明としては使います。
↓これが一番使いやすいテキストだと思います