バス停での出来事。
バス停に到着するとベンチに二人のおばあちゃんが座っていました。
私を見ると私が座れるスペースを作るために詰めてくれました。
「どぉ~ぞ 座って~」とおばあちゃん。
「あぁありがとうございますぅ 腰が痛かったのでありがたいです」と私。
すると、そのおばあちゃんが私が来ているワンピースの袖を触って
「あら これ素敵ねぇ 色も紺でもなく黒でもないけど
着やすそうな生地ねぇ それに涼しそう~」
「ありがとうございます。 風をよく通すから涼しいですよ。
でも風がないと蒸れてきますね」
「そうなの? でもいいわねぇ 着たい服がきれるんだもの~
私なんてね小さすぎて着られる服がないの。この年齢でSサイズがなくてね
見つけた!と思ったら高くても買わないと着る服がないのよぉ」
「えぇ 私からしたら小さい服が着られてうらやましいですけど」
「大は小を兼ねるけど 小は何もできないのよ。あなたはだから良いのよ」と
う~~ん? まいっか
「私はねぇ こんなに小さいけど主人が大きかったからか子供たちはみんな大きくそだったのよぉ~」
「あらぁ 上手に育てたんですね」
「もうね 孫もいるんだけど みんな大きくってね 一人は190C以上あるのよ
私だけ小さいの」と笑顔
「あらあら 見知らぬ人にこんなにおしゃべりしちゃって ごめんなさいねぇ。
私ねこれからプールに行くの。」
「あら良いですね。プールでは沢山お友達がいらっしゃるんじゃないですか?」
「そぉ~~~なのよ それが楽しくってね プールに漬かりながらおしゃべりしてると
コーチが離れなさいって言うのよ~ おしゃべりが楽しくって行ってるのにね
プールの帰りにはみんなでお茶をするのが楽しみなの~」
「へぇ 楽しそうでいいですねぇ」
「もうね 沢山楽しまなきゃね 私があなたくらいの時はずっと仕事していたからね
今は年金もらいながら楽しくやってるのよ。給料から年金取られていて損した気分だったけど
払っていたから今こうやって毎日楽しいのよぉ」
「いいですねぇ 私は一体どれくらい頂けるのかしら」
「今は 働く若者も少ないから年金頂く人は額が少ないって聞きますよねぇ」
「そですね でも若いころからちゃんとかけていて良かったですね
かけてなければ今は無いですもんね」
「そ!そうよね!昔の自分に感謝しなくっちゃ!」
というところでバスが着ました。
「ありがとうね おしゃべりに付き合ってくれて」
「いえいえ 待ち時間楽しみました。ありがとうございました」
「まぁ うれしいこと言ってくれるのねぇ~」
そのおばあちゃんの年齢は聞いてませんが 80歳は超えていたんじゃないでしょうかねぇ
頭もはっきりしているし、活発だし 思わず連絡先教えてくださいなんて言いそうになりました。
もっと話をしたいなって思えるおばあちゃんでした。
初対面なのにあの人懐っこさ 羨ましいです。