「詐欺っぽい事やめてください」 | noriko2845のブログ

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 在宅ワークの途中で「ぴんぽぉ~~ん」と玄関がなります。

 

『いやぁ 今日は何も来る予定はないから出たくはないな・・』

と思いながら玄関ドアのガラス部分から覗きます。

 

胸にネームプレート下げている男性が立っています。

取りあえず出てみるか・・・

と言う事で玄関を開けると

 

「あぁ~~こんにちは! 今ですね、ご近所で被災地へ送るための

 品物を集めているんですよ」と話し出す男性。

「え?何です?」

「この近くのお宅が、荷物を取りに来てほしいと仰っていたので

 ついでにご近所の方からも頂けると助かるな~と思いましてぇ~」と・・・

 

う~~ん この手の明るさは嫌な感じだ・・・

でも被災地へ送りたいと言っている・・・

「すみません。うちにはそういうの無いんですよ。」

「ただとはいいません! お金お支払いしますので!」

「え?被災地に送るんですよね?どうしてお金払うんですか?

 そういうのって寄付とかではないんですか?」

色々話をしていて そうだ・・・購入して一度履いただけのブーツがあった・・・と思い出し

「これくらいしかありませんよ?」

「え!これ めっちゃあったかそうじゃないですか!モフモフだし 良いんですか?

 たばこ代くらいならお支払いできますよ」

「いえいえ 被災地に送るんですよね? お金は良いですから 使えるなら使ってください」

そう言うと

「ありがとうございます。 今 ご近所に査定にいってる者が来ますから 待っててもらっていいですか?」

「は?査定? いや すみません 今仕事中なんですよ。オンラインで そう長くは席外せないんです。

 そのまま持って行ってくれないんですか」

「いや すみませ~~ん もう少し時間ください」と・・・

 

一旦仕事場に戻ります。 5分くらいしたらまたインターホンが鳴る。

出てみると今度はスーツを来た男が立ってる・・・

 

「あ~奥様!ありがとうございますぅ。このブーツ良いじゃないですかぁ 結構高値になりますよ~~」と

いやはや 胡散臭い。

「ネックレスとか片方だけのピアスとかありませんか? イミテーションものでも良いですよ。

 お引き取りしてこちらで加工するんですよ~ 結構良い物に生まれ変わるんですよねぇ」とそのスーツ男。

 

「あのぉ。。 止めてもらえませんか? まるで詐欺みたいじゃないですか?

 私はそちらの方が被災地に送りたいと言ったから これならと言ってブーツを出したんです。

 一つしか出せないけど 役に立てるならと・・でも今の話ってそういう話ではないですよね?」

「あぁ 被災地にも送りますよ。でもね 被災地に送るのは新品じゃないとダメなんですよ」

「はぁ さっきと話が違いますよね。そういうやり方止めてもらえませんか」

「でもほら、詐欺だったら お客様からお金頂こうとするじゃないですか?

 でも私たちは買い取りをさせていただきたいと・・」

「は?買い取りの会社なの? だったらうちには買ってほしい物はありませんよ」

「ネックレスとかも無いですか?あとやっすい 時計とか」

「私の姿見てわかりませんか?ネックレスも指輪もしません。だからありません」

「では 眼鏡なんてどうでしょうね」しつこい・・

「眼鏡は度数がわからないと 出せないと聞いています。私の眼鏡には度数がかいた書類がないのでダメですよ」

「いいんですよ!こちらで調べて出しますから リサイクル品として。ね?眼鏡良いじゃないですか~

 使わないのお持ちなんですよね?ネックレスとかの貴金属 偽物で良いんですよ無いですかね~」

 

段々とイライラする私。

でも 確かに使えなくなった眼鏡は5本ほどあります。

それだけもって玄関へ

「ありがとうございます! ちょっと玄関に入れてもらえると書類を書きやすいんですが・・」

は!冗談でしょ・・ 座る場所を提供したら長くなりますからね・・お断りですよ。

「あの・・さっきも言いましたけど 私いまオンラインで仕事中なんですよ、そんなに時間取れないんです。

 少しのお金ならいりませんのでそのままお持ちください。もういいですか?」

「いや!すみません! 書類だけ!盗品と思われちゃいますから!サインください!!!」

 

話を聞いていると 有名な買取業者ではないですが、ちゃんと店舗を構えていると。

近所の方 多分 お年寄りの姿を最近みないお宅があるのでそちらで何か出していたんでしょう

正直買い取ってもらいたいものはあります。

和服とかカバンとか 探せば 若いころ購入したネックレス・指輪・ピアス・ブレスレット などなど銀行員だった頃に

買ったものが沢山あり、全て娘に譲ったものが

娘とは趣味が合わないので、身に着ける事もなく箱に入ったままです。

前もってわかっていれば用意しますが 急に来られてもね。

 

結局、眼鏡とブーツを渡しました。

「もう良いですか?」

「あのぉ これら全部で 600円です。あと400円分いただけると1000円お渡しできるんですが・・

 何か無いですかねぇ ご主人のものとか・・・」

「申訳ないですが、夫は夜勤明けで寝てますので(嘘です)」

 

まだ何やかや言ってましたが、全てお断り。

で 600円置いて帰っていきました。

 

帰り際、

「名刺のお店に連絡くだされば、また参ります!よろしくお願いします。」と言ってました。

 

だから予定の無いピンポンには出たくないんですよね・・・・

私も甘いな・・・

詐欺にひっかかりそうな性格だ・・・と改めて反省です。