NZ滞在記27  あなた誰⁉警察を呼んだ週末夜の訪問者 | 大河内乃梨子 mI-tune 留学サポートやってます

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あなた誰⁉警察を呼んだ週末夜の訪問者

 

    

2022年6月からNZに高校留学を始めた

娘の学校生活や

2024年1月に留学を始めた

長男の学校生活

留学情報などをお届けします。

 

ワンガヌイに滞在中のある週末のこと、

たしか夜10時過ぎくらいでした。

 

私はキッチンにいて、夫は部屋で

子供たちはリビングにいたりなど・・・

それぞれに過ごしていました。

そろそろ寝ないとねなんて言っていて。

 

その時、なんだか遠くのほうで声が聞こえたような気がして、

私は最初夫が私を呼んでいるのかなって思いました。

 

だから「何?用事?」とか言って

夫のいるほうへ行ってみると、

窓の外を覗く夫の姿が。

 

「誰かいる!!!」って言うんです。

 

私がのぞいたときには

その人物は家の敷地内に入っていて

リビングの窓へ近づいてきていました。

 

子供たちがリビングにいる!と思って

とっさに子供たちのほうへ行きました。

 

そうしたら、その不審者は

なんとリビングの窓をドンドンって叩くんです。

 

借りていた家は、レトロな家です。

 

窓ガラスは防犯用ではなく、

昔ながらの1枚のガラス。

耐久性は・・・ほぼ無いようなもんです。

 

カーテンの隙間から夫が

「Who are you?」と何度か聞くと

 

「〇〇〇・・・✖✖✖・・・」と

わけのわからないことを言いながら

「子供が外にいるから〇✖△・・・」と叫ぶ不審者。

 

ろれつが回っていなくて聞き取れず。

 

子供なんて外にいるわけないし。

いたとしても、その人が不審すぎて危険を感じるので

外になんて出れるわけない!!!

 

次にその不審者は玄関に回って、

玄関のガラスをドンドンドン・・・

 

ホントに、ガラスを割られるかと思いました。

 

私は子供たちを一旦寝室へ避難させ、

内側からカギをかけるように言いました。

 

そのあと、その不審者は家から離れていき

どうやら道路へ出たようで。

姿は見えないけれど、叫び声は聞こえました。

 

そして、ワンワンと犬が吠えているのも聞こえました。

 

夫がここで警察に通報。

私がボランティアで説明された

緊急通報は111という知識が役に立ちました。

 

通報後何分経ったか・・・

多分10分以内だったと思うんですけど。

とにかく、警察が到着するまでが

長く感じました。

 

家に到着した警察官の話によると

夫が通報する前に、すでに他の人からの

通報が入っていて、向かっていたようでした。

 

我が家へ警察が到着したときにはすでに

その不審者は拘束された後でした。

ワンワン吠えていたのは警察犬でした。

 

警察官は家族に被害は無かったか?と聞いた後、

「私は24年間この街で警察官として働いていますが

こんな事件は初めてですよ。」って。

「おそらく薬物を使用したのでしょう。」と。

 

この家があるエリアは、どちらかというと

高級住宅街なので、普段から治安はいいエリアです。

街の中心からも距離があります。

 

そこでの事件に警察もびっくりでした。

 

家にも家族にも直接の被害が無かったのが幸い。

 

下手すれば、家に侵入されてたって

おかしくなかったです。

(この家には警報装置がちゃんとついていますが

この時は作動させていませんでした。)

 

家の管理人さんにも報告の電話はしてあり、

そこからオーナーさんへも連絡がいっていて、

夜にもかかわらずすぐにオーナーさんが電話をくれました。

 

「怖い思いをさせてしまって・・・」と。

 

 

この事件をきっかけに、

ご近所さんと知り合うこともできました。

 

この家の裏に住んでいる方が

「大丈夫だった?」と気にかけてくださって。

 

留守中に家に来てくださったようで、

2階に住んでいる方が代わりに対応してくださいました。

 

後日、改めてご近所さん宅を訪問しました。

 

長女たちが通っている学校のことをよく知っていて、

学校のことをあれこれと長女たちと話していました。

 

この記事を読んで誤解されたくないのは

こんな事件がありましたが、このエリアは

普段はとても静かで、安全な場所だということです。

ご近所さんも今まで危ない目にあったことは無いと

話していました。

 

でも滞在期間に関わらず、遭遇するときには

遭遇するもんです。

 

今回の事件は一歩間違えば危険でした。

安全な場所にいたとしても

緊急の場合のことは考えておく必要があるということと、

海外にいるということはそういう危険もあるということ。

それを忘れないで、過ごさないといけないんだと

改めて思った出来事でした。

 

だけど、またワンガヌイに滞在するときは

この家を借りたいと思っています。

 

 

今回はここまでです。

ありがとうございました。