NZ滞在記20  ボランティア活動の様子② お掃除ヘルパーとして採用された | 大河内乃梨子 mI-tune 留学サポートやってます

大河内乃梨子 mI-tune 留学サポートやってます

ひとりひとりに寄り添った留学サポートをしたいという思いからmI-tuneを立ち上げました。

 

お掃除ヘルパーとして採用された!

 

    

2022年6月からNZに高校留学を始めた

娘の学校生活や

2024年1月に留学を始めた

長男の学校生活

留学情報などをお届けします。

 

ボランティア2日目のこと

お店の中をせっせと掃除していた私。

 

私の働きぶりをみて、

その日一緒にボランティアをしていたおばあちゃんから

「うちに来て掃除を手伝ってくれないかしら?」

と言われました。

 

1人では手が届かないところの掃除を

手伝ってほしいということでした。

 

その時はおばあちゃんの連絡先を聞いて帰宅して、

家に着いた後で、おばあちゃんに電話をしました。

 

英語で電話をかけるなんて

私には初めての経験。

 

教えてもらった番号は

市外局番がかいてなかったので

市外局番を調べてからかけてみると・・・

 

ちゃんとつながりました!

これだけでもう感動。

 

おばあちゃんの家の住所と

約束の日時を決めて電話を切りました。

 

NZの英語って、

やっぱり発音がアメリカ英語とは違う上に

みんな話すスピードが速くて何回か聞き返さないと

分からないことが多かったですが、

おばあちゃんはゆっくり話してくれるので

分かりやすいほうでした。

 

そんなこんなで、お店でのボランティアの他に

お掃除ヘルパーとしても採用された私です。

 

週1回ですが、お手伝いに行くことになりました。

 

この時点で、

ワンガヌイ滞在は残り2週間半だったので、

実際には2回しか行けませんでした。

 

おばあちゃんの家は

街の中心から離れたところにあって

家ごとに小さな牧場をもっているような場所。

 

おばあちゃんの家も

裏庭に羊がいました。

 

1回目は、リビングの掃除。

脚立を使ってカーテンレールの埃取りや、

暖炉裏の掃除など

普段手が届かないところを掃除しました。

 

ひと通り掃除が終わったら

おばあちゃんがお昼にサンドイッチを

作ってくれました!

 

サーモンとナッツのサンドイッチでした。

とても美味しかったです。

 

食べながら、

子どもたちの話や

なぜ留学させたのかの話、

コロナ禍だったNZと日本の話、

地震の話などをしました。

 

おばあちゃんが言うには、

「もともとNZの人たちは

よく働く人が多かったけれど、

コロナが流行ってから、政府が

給付金を出す代わりに、コロナの流行を

止めるために家にいるように

という政策をとっていたので、

それから働きに出ない人も増えちゃったのよ」と。

 

でもおばあちゃんは、

「このときのNZ政府がとった政策は

コロナ流行を止めるためには

間違って無かったと思うわ」

とも話していました。

 

確かに、あの頃

NZ政府はいち早く入国制限を出してましたよね。

国内の状況も、日本より早くに落ち着いて

日本がまだ学校行事の中止や縮小などを

やっていたときには、

学校生活はすでに通常に戻っていたようでした。

 

会話しながら、私が聞き返すことがあっても

私が英語の練習をしたいと知っているおばあちゃんは

言い方を変えたり、

ゆっくり目に話したりしてくれました。

 

1回目のお手伝いはこんな感じで。

 

2回目のお手伝いは、

ダイニングとキッチンの掃除でした。

前回と同じように掃除をして、

エアコンフィルターも掃除をしました。

 

おばあちゃんが脚立に乗るなんて危ないもんね。

そりゃなかなか掃除できないわ。

 

掃除をしながら、

「日本では学校で英語の読み書きは習うけど

会話練習はなかなか十分な時間が取れないから、

読み書きできても話せない人が多いよ」

と、日本の英語の授業について話したり、

「日本に来てみたいと思う?」と聞くと、

 

「日本は英語が通じないから

行きたいとは思わないわ。」と言われたり笑い泣き

「でもあなたの英語はとても上手よ」と

ほめてもらったり照れ

 

掃除しながら会話するって難しいけど

すごくいい練習になりました。

 

掃除のあとは、

夫が迎えに来てくれるのを待つ間

オレンジジュースとビスケットで休憩です。

 

裏庭の羊たちを見ながら

「なんで羊がいるところは

4つに仕切られているの?」と聞いたら

「一区画にいるとそこにある草を食べ尽くすから

次の季節には隣の区画に羊を移動させて

その間に他の区画の草を育てるの」

と教えてもらいました。

 

なるほどね!

郊外の広ーーーい牧場も

ヒツジや牛が一匹もいないところがあったので

不思議に思っていました。

そういう理由があったですね。

 

 

「日本には川や湖、山がたくさんありますが、

NZも同じようにたくさんありますよね。

街には緑がいっぱいだし、たいていの家には

木があって、レモンとかも育てていたり

こんな環境がすごく好きです」

という話をすると、おばあちゃんが

「18年前までは街には

緑はもっと少なかったのよ。

それからだんだん育ててきて今のようになったの」

と教えてくれました。

 

少なくなった緑を、また時間をかけて育てて

今のような環境を作り出してきたんだなと

知ることができました。

 

こんな感じで2回目にわたってのお掃除でした。

 

一般家庭で、掃除しながら会話練習なんて

なかなかできないと思うので、

とっても貴重な経験になりました。

おばあちゃんありがとうございました!

 

今回はここまでです。

ありがとうございました。