基礎知識を核に置いておかないとトンデモ思考になります。 | 岡憲彦の行政書士合格Blog~勉強に対して謙虚であり続ける為のおぼえがき  

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行政書士試験指導校 りす塾で講師をしています。受験生がその時々に感じる疑問をお伝えしています。書籍:社会人が合格するための計画・継続・記憶ノウハウ(中央経済社)の元ネタぎっしりのブログです。

基礎知識が大切ですよね。

定義・趣旨が大切

 

これを他の知識や、問題で問われた応用知識と

同じ位置に置いておくと、

トンデモ思考になりますよね。

 

受験生のご質問でも多くあります。

 

「国民の権利を権利義務を制限する規制的行政指導には

法律の根拠が不要となっているのですが何でですか?

私は国民の権利義務を制限しているのだから

「法律による行政の原理」の法律留保の原則(侵害留保説)から

法律の根拠が必要だと思うのですが。」

 

理屈を考え今までの知識を編み込んで学習をしていく

良い学習スタイルで良い質問の仕方ですね。

 

確かに、法律の行政の原理の法律留保の原則から、

国民の権利義務を制限しているのなら法律の根拠は必要です。

しかし、

行政指導は相手方の任意の協力によってのみ実現されるもの。

指導に従いたくないと思ったときは従わなくて良いのですよね。

行政契約も同じ契約を結びたくないと思ったときは契約しない。

ですから法律の根拠は不要となるのです。

 

このように基礎知識を核としておいておかないと、

他の知識を結合させるときにトンデモ思考をしてしまうわけです。

 

このトンデモ思考は、

法的思考力を高める過程で必ず経験するものです

この経験がなく法的思考力が高まることはありません。

(思考ってそういうことでしょ)

 

この質問をそんなの当たり前じゃんと思った方は

「行政指導は任意の協力だから法律の根拠不要」と

単純知識だけでそう思っていませんか?

それは思考ではなく知識のアウトプットです。

 

また、正しく思考してし、当たり前じゃんと思った方は

自己の経験の共有が苦手な方でしょう。

(そうそう、あるある、って思える心の余裕が欲しいですね)

 

トンデモ思考は悪いことではありません。

誰しも必ず通る道ですから。

 

基礎知識を核に置いておくと、

スルッと思考が進んいくことが多いので知っておいてくださいね。

 

 

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