取得時効と登記の問題スムーズに解くコツは図の書き方と足し算 | 岡憲彦の行政書士合格Blog~勉強に対して謙虚であり続ける為のおぼえがき  

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行政書士試験指導校 りす塾で講師をしています。受験生がその時々に感じる疑問をお伝えしています。書籍:社会人が合格するための計画・継続・記憶ノウハウ(中央経済社)の元ネタぎっしりのブログです。

取得時効と登記は、

判例の5つの基準を覚えることと

図の書き方で解けるテーマですね。

 

判例の5つの基準

①「時効取得した者」と「時効取得された者」は当事者類似の関係(登記不要)

②「時効取得した者」と「時効取得前の第三者」は当事者類似の関係(登記不要)

➂「時効取得した者」と「時効取得後の第三者」は対抗関係(登記必要)

④時効の起算点は任意に変更できない

⑤時効完成後の第三者が対抗要件を備えた後、さらに時効の期間が経過した場合

 ②の「時効取得した者」と「時効取得前の第三者」は当事者類似の関係(登記不要)

 と同様

 

これをまず覚える。

覚えていない人が結構いるの残念なところです。

 

次に、

この場合の図は時間軸で書いていきます。

__________時効の完成________

            |

占有者         |

取得時効した者     |

            |

所有者         |

時効取得された者    |

            |

第三者         |

            |

________________________

 

これが基本的な図です。

※これ書けないと問題解けないですね。

 

あとは事案を上記の時間軸の図にあてはめて

矢印を書いていきます。

 

最後に時効完成以降に矢印がいくつあるか

足し算していけば終わりです。

 

◆矢印が2本の場合

当事者類似の関係(登記不要)

 

◆矢印が3本の場合

対抗関係(登記必要)

 

図の書き方と足し算ができれば事案を判断できるように

なるのですから覚えることをちゃんと覚えていきましょう。

 

 

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