老化とは何か? その1 | とあるランナーの足あと

とあるランナーの足あと

フルマラソンのサブスリーを目指すイチ市民ランナーです。リアル/2次元問わず一生懸命な人達を応援しています。

今週から新たなブログテーマ「老化とは何か?」を始めます。

このテーマに取り組むきっかけとなったのは、日本最長老の田島ナビさんを取材したTV番組を見たことでした。
{C191B41C-F71B-439B-BA34-A11CD555C8AB}
{2A764C35-E57D-4C93-8F0F-427FEA65AD1E}
田島ナビさんは116歳、明治33年の生まれで喜界島に住んでいます。

その番組を見ていて、老化の進行スピードが人によって余りに違うこと、
そして、アンチエイジングともてはやされる食品や化粧品の信憑性について興味を持ちました。

そこで見つけたのがテロメアという存在です。
{4BCB40E5-4BE5-4F61-A482-8FE1F5374185}

遺伝情報を司るDNA(デオキシリボ核酸)が寄せ集められたものを染色体と言いますが、その染色体の端にあるのがテロメアというものです。

テロメアは細胞が分裂する度に短くなる傾向にあり、それがなくなると細胞の分裂が止まって、その細胞の死亡へのカウントダウンが始まるのだそうです。
{D8BCE92B-7087-4332-81BC-3822835E41B1}


人の細胞は分裂することで維持されていて、細胞は平均して2〜3ヶ月周期で入れ替わり、そして、約6年で身体の全ての細胞が入れ替わると言われています。

男性は8年、女性は7年で身体のリズムが変わる、という厄年の考え方がありますが、それもこの新陳代謝のサイクルを経験則で捉えたものです。

主な部位のサイクルは以下の通り。

骨:3〜5年
血液:4ヶ月
胃:5日
筋肉/肝臓:2ヶ月
小腸:2日
肌/髪:1ヶ月
{40C20D68-0B8C-4C18-9232-1ED054469A79}

これは、ある部位の体質改善を始めても、上記の期間が経たないと効果がないということであり、

ある部位の細胞のテロメアがなくなるということは、上記の期間が経つ頃にその部位が機能しなくなることを意味するというわけです。
{63739DB4-DC12-4B6B-A61E-AFD7674BB516}


そして、そのテロメアが短くなるスピードは遺伝子環境によって早くなったり遅くなったりする、それどころか長くなることさえある、ということが最近の研究によって解明されつつあります。

老化のスピードを握るのはテロメアだということです。

寿命を決めるのは、生まれ持った運命だという考え方、育った環境だという考え方の2つがありますが、どちらでもなくどっちもなのです。

遺伝子はあくまで可能性であり、そのスイッチを入れる引き金を引くのが環境だというのが現代の定説です。
{F6C24CC8-5A5F-4C47-9867-20FE5CF50624}

つまり、あなたの行動次第で、遺伝子のスイッチをコントロールすることも、テロメアの=あなたの寿命を伸ばすことも可能だということなのです。


今回のブログテーマでは、そのメカニズムと方法をご紹介していきたいと思います。

ですが、先にてっとり早い方法をお伝えしておきます。

自分が今やっていることに意識を集中できる人は、そうでない人と比べてテロメアが長いということが証明されています。

以前のブログでもご紹介した、座禅を基にしたマインドフルネスでも示されているように、自分の呼吸に心を集中し、過去の問題を心配したり悔やんだりすることから、今やるべきことに意識を戻すこと。

その積み重ねこそがあなたの活力を取り戻し、寿命を伸ばすための唯一の方法です。
{2D1CB2D3-E95B-4C73-9345-3D5E7B3C8701}

今回も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

皆様からのアクセス、コメント、いいね、励みになっています。