【Beer Voyage（ビア旅）】スペインバルセロナ編　

（写真：生誕のファサード）

バルセロナと聞けば、多くの方が一番に想像するのはこの「サグラダファミリア」と「ガウディの建築群」ではないかと思います。ここは、世界中からの観光客がわんさと押し寄せるスポット。

サグラダ・ファミリアの２本の塔（生誕のファサードと受難のファザード）の内部が観覧できるようになったこともあり、もはや事前にネット予約で時間指定をしないと、見られない観光スポットになっています。（グエル公園同様です）

（写真：聖堂内部　ここを見学後、左右にあるEVでどちらかの塔の内部を観覧。）

文化財保護の観点から、仕方がないことなのですが、入館料がけっこう高めなのです。（ほぼ20ユーロ以上です）

旅行者は「バルセロナカード」という滞在期間中、フリーで市中の交通機関が利用できたり、美術館の割引が受けられるカードがあります。しかしながら、ガウディ建築群の入場料は、それでも結構かかります。現地在住の知人の意見をもらうと、滞在期間が限られていれば、場所を絞って内覧し、外観から見物もなかなかいいですよとのこと。（私のおすすめはサグラダ・ファミリア、カサ・ミラ、コロニアルグエル教会です。）

繊維業で財をなしたグエル氏の依頼を受けて作られた建築群には、ガウディの相当のこだわりが反映され、莫大な費用が投入されたようですが、途中で予算が足らなくなり、教会でサグラダファミリアのような尖塔が作り終えられなかったり、住宅地として売り出された「グエル公園」内の住宅地も、販売が思うにまかせず、途中で計画が頓挫したり、、、、と実はいろいろあったようです。

　（写真：　左：グエル公園のトケガのモザイク　/　右：カサ・バトリョ）

（写真：当時マンションとして販売された「カサ・ミラ」）

バルセロナは、やはり様々なものが集まってくる大都会。ここになってようやくビール探索意欲がでて、嗅覚が働いてまいりました。

捜索してみると、地下鉄のUnverasitat(バルセロナ大学駅）の近くに数件、クラフトビールのタップルームとボトルSHOPが存在していることがわかりました。

蛇足ですが、一定の地域に同業者が集うと、意外とよい相乗効果を生むなんていう経済論もあるようです。大学生の集う感覚も含め、Univerasitat駅周辺は、新しいことを「発信」するにはよい立地なのかもしれません。

(MAP：　地下鉄　バルセロナ大学前に3軒！）

1軒目は「BIER　CAB（ビア・キャブ）」です。

スペインやヨーロッパを中心としたビールを扱うタップルームと、お隣には15：30からオープンしている「ボトルショップ」があります。タップはスペインの現地ビール（日本でも有名なNAPAR BIER）からベルギー、イギリス、アメリカなど、かなり多くのタップがあるクラフトビアバーです。会社員らしき方が、ランチで訪れているような光景も見られました。シェスタが長いというのは、ほんとうにらやましい限りです。