コピーのこと 3 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

変革すべきは、反省すべきは、原作者軽視のドラマ業界だ

 

と、呼びかけるべきではないのかな。

他ならぬ日本テレビが。

 

「脚本家への誹謗中傷はやめましょう」

と呼びかければ、

「誹謗中傷じゃない。実際彼女は……」

と、反論されるだけじゃないかなと思います。

 

実際、個人を責めてもなんの意味もないということは、ほとんどの人がわかってると思う。

だけど、受けたショックをどこにぶつけたら良いのかわからないんじゃないかな。

何より、芦原妃名子先生を、自ら死を選ばなくてはならないほど苦しめた「原作者軽視」をどうするつもりなのか提示しなければ、

「原作者を軽視していた人たちも今は傷ついているんだ。誹謗中傷はやめよう」

と、手前勝手なことを言っているように読めてしまう。


「原作者軽視は改善しなくてはいけない。これまで原作者を軽視してきた業界は、業界にいて、原作者軽視を当然のように感じてきた人は、猛省しなくてはいけない。それは当然だが、誹謗中傷ではなくならない。ただ、いたずらに人を傷つけるだけだから、誹謗中傷するのではなく、どうやって改善するかを厳しい目で見届けよう(あるいは「見届けてください)」

と言われてはじめて、納得できると思うのです。

 

すでに問題が起きているんだから、何かを変えなくてはいけない。

だから、「何を変えるつもりか」を明示しなければ、人の心は変わりません。動かないんです。

 

そしてそれは、コピーの鉄則でもあります。

 

今現実に、大きな問題があるのに、

「〇〇はやめよう」

「〇〇しても意味がない」

と言われたって、反発を感じるだけでしょう?

 

そうじゃなく、

「今は〇〇すべきだ」

と、「より正解に近い案」を提示するのがベターなんです。

 

有名な例を挙げてみましょう。

 

人混みからは死角になっており、立小便されて困っている場所が二ヵ所あったとします。

 
一方には、

「ここに小便するな」

他方には、

「トイレは10メートル先の〇〇にあります」

と看板を立てました。

 

さて、立小便が減ったのは、どちらでしょうか?

 

 

実際、テレビ業界って、本当にバカにしてると感じることが多々あります。

テレビ業界だけじゃないし、新聞業界はもっとひどいかもしれないけどさ……。

 

ネット上に掲載された私の文章を読んで、

「御意見聞かせてください」

などという問い合わせは、年に数件くらいあります。

 

自分の意見が何かに反映されたらそこそこ嬉しいな……と思うので、見返りを求めずなんらかの提案やらアドバイスやらをしますが、まぁ、それに対して返事はありません。

そのくせ、また聞きたいことが出てきたら、しゃあしゃあとメールを送ってくる。

 

脚本家さんはその中にいて、勘違いしてしまったところもあるのかもしれません。

実際問題、自分の身におきかえて考えたら、原稿のベースとなるもの(取材)があったら、そのベースの発信者が言いたいことは損なわないようにするでしょうし、原稿ができあがれば本人に確認いただいて、思い違いがあれば修正していただくという手順をとっています。

相手の思想や考えを無視するというのは、ちょっと考えられない……つまりそれを許す風潮が、「それでよい」と勘違いさせてしまう雰囲気が、業界にあったのだと思う。

歪んでる。

 

が、どちらにしても、個人を攻撃しても意味ないと思います。

 

ただし、日テレの追悼コメントには相当ムカムカしてます。

 

叩くなら、日テレをもっと徹底的に叩こう!!!

 

そして、同じようなことをやってるメディア……勝手な憶測を「関係者の証言」として平気で書き立てる週刊誌やら、勝手な思い込みで記事を補足して載せてしまう新聞やらも、一緒に考え直してほしいもんです。

 

ほんとムカつく。

 

 


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