コロナで「感染病にかかると、自分が加害者になってしまう」という意識はずいぶん根付いたように思います。
介護福祉の初任者研修は、履修する科目の順番が決まっているので、一度でも休むと、同じグループには戻れません。
たとえば1から10までを学ばなければならないとして、5のときに休んだら、次に復帰しようとしても、自分が属しているグループは6を履修していることになります。
だから、他の5を学んでいるグループに行かなくちゃいけない。
そんなわけで、風邪でゴホゴホ言いながら、休まない人が一人いたんですよ(^^ゞ
「私、みんなと一緒に卒業したいから、こんなに頑張ってる!」
と言ってましたけど……正直なところ、
「休んでくれ~……」
と思ってました。
私達のグループは気の良い人が多かったので(だから他のグループに行きたくなかったってのもあるだろうなと思う)、あまり気にしてませんでしたが、先生たちが気にして、加湿器をガンガン入れたり、窓を開けて換気したり、彼女を少しでも遠くの席に移動させたりしてはりましたね(^^ゞ
それでも彼女は気づいてなかったけど。
ただ、そういう性格で、介護の仕事はきついだろうなと思ってたら、案の定というか数か月で精神的に病んでしまったみたいです。
風邪を引けば本人はつらいです。
でもそれ以上に、「加害者になりかねない」ということは忘れちゃいけないと思う。
私は取材が仕事なので、その意識はすごく強いです。
だから絶対風邪をひかないよう、少しでもノドがイガイガしたらうがいをするし、それこそ「ひきはじめ?」と感じたらすぐに風邪薬を飲んで寝ます。
だから、
「布団かぶらずに昼寝したら風邪ひくよ」
と言ってるのに無視して風邪をひき、ゴホゴホ言いまくる旦那は、本当に迷惑なんですよね……(´-ω-`)
どれだけ予防しても、同じ家の中に風邪ひきがいると、避けきれなかったりしますもん。
トイレは同じタオルを使うわけですし、同じ食器を使うわけだし。
予防ならうがい薬と風邪薬で済むのに、風邪ひいてこじらせてしまうと、やれ解熱剤だ、咳止めだ、とむちゃくちゃお金がかかる。
それもわかってない。
これだけは結婚してから何度口を酸っぱく言っても、いつまでたっても自覚できないみたいですね。
ゴホゴホいいながら、
「今日はどこへ出掛けるんや?」
と聞いてくるので、
「しんどいんやろ?寝とき」
と答えたら、
「大丈夫や」
とか言う。
あんたが大丈夫でも、私がやなんだよってことが、何度言ってもわかんないんですよ(-_-メ)
だから、
「ゲホゲホ言ってるあなたと、狭い車の中に長時間いるのがいややねん」
というと、
ガーーーーーーーン!!!
って表情をされるんですけどね(笑)
風邪で弱ってる旦那にひどいことを言う……とは、フリーランスの誰も思わないと思います。
フリーランスにとって、風邪をもらうってことは、さほどに重要な被害なんですよ……。
旦那には、あんたは今、加害者以外のなにものでもないんだよと言いたい。
「感染症にかかるのは加害者側にまわること」って意識は、コロナ下でずいぶん浸透したと思います。
でも、「感染症にかかる」ということを重大視してない人は、意識しないまま終わったのかなぁと……。
旦那には、しつこく言って聞かせてるんだけどなぁ(^^ゞ
浸透しません(´-ω-`)
ったく、本当に困る。
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