推古天皇の時代には、なんなのかよくわからないけれど、不思議なエピソードもたくさん記録されています。
たとえば推古天皇26年のこと。
天皇のための船を造ろうと、山辺臣が山に入ったところ、良い木が見つかります。
そこで切ろうとすると、ある人が、
「雷神の宿る木だから、切ってはいけません」
と留めるのです。
でも、山辺臣は、
「雷神より天皇がエライ」
と、多くの幣帛を捧げて斬らせようとします。
とたんに空はかき曇り、落雷。
でも山辺臣は平気。
「雷神よ。帝の民を害すれば、身を亡ぼすぞ」
と、剣を構えて天をにらみます。
すると雨はやみ、木の俣に小さな魚がはさまっているのを発見。
これが雷神の成れの果てだったそうな(/_;)
山辺臣はその魚をどうしたと思います?!
焼いて食ったそうですよ!!!
ひどい。
28年の12月1日には「赤い気」が天に現れています。
その形は雉の尾のようだったと。
35年2月には、ムジナが人に化けて歌を歌った。
36年の2月27日、天皇が病に伏した途端、日食で世の中が真っ暗になったとあります。
推古天皇が太陽と深く関連付けられているのが、この記事から読み解けるのではないでしょうか。
つまり、天照大神と深く関連づけられた持統天皇と、重なる部分があるわけです。
推古天皇条は、大きな事件より、小さな事件の方が面白いんですよ。
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