《男か女か》山の神 8 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

 

風土記を見れば、筑波山なども神話に登場しますが、男体山と女体山があったりしてややこしいので、今回は割愛。

性別に関係なく山を語るときにでも。

 

山との関係で、もう一つ有名な神を挙げれば、白山姫でしょう。

白山姫がどんな女神かはわかりませんが、現代では菊理姫と同一視されています。

 

菊理姫は非常に謎の深い女神で、『日本書紀』の一書にしか登場しません。

伊邪那岐と伊邪那美が黄泉の入り口で大喧嘩になったとき、仲裁をした、と。

 

伊邪那美はこう言っています。

「私はあなたとたくさんの国を生みましたから、もう生き返りたいとは思いません。黄泉の国にいます」

 

たぶん、伊邪那岐は反論したのでしょう。

「いやだ」

とか、

「それは寂しい」

とか。

 

そこで菊理姫が何か言葉をかけ、伊邪那岐はそれを聞いて「よし」としたと。

 

でも、肝心の菊理姫のセリフが書かれてないんですよね(^^ゞ

なんでしょうかね。

相田みつを的な?

 

「いざなみは、黄泉の国にいてこそいざなみなんだな」

とか(笑)

 

「いざなみがどこにいるかは 自分で決める」

とか?

 

「菊理(くくり)」は、「聴く」「潜る」「括る」に通じること、黄泉の国に坐すこと、仲裁をしたことなどから、話を聞いてくれる女神、すべてを統括する女神、水に関係の深い女神などとされています。

 

山の神が、話を聞き、すべてを統括してくれるっていうのは、直観的にも正しい気はしますね。

 


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