美女の木花開耶姫にプロポーズしたところ、姉の岩長姫が一緒についてきます。
そして彼女は醜い女性でした。
当事の結婚は家同士の結びつきの証明でもありますから、それを断るのは非常に失礼だったはず。
でも瓊瓊杵は、
「俺は美人の木花開耶姫を妻にしたいんであって、岩長姫はいらない」
って言っちゃうんですね。
器の小さな男だねぇ(^^ゞ
明かり消しゃぁ、顔の美醜なんて関係ないっつぅのに。
それはともかく、娘の岩長姫が突っ返されると、親の大山祇は激怒します。
「私が岩長姫を一緒に輿入れさせたのは、瓊瓊杵の命が岩のように頑健であるようにとの呪を籠めたからです。それなのにあなたは娘を突き返した。だからあなたの命は花のようにはかなく、すぐに散ってしまうでしょう」
この時代、言葉には力がありました。
だから、大山祇のこの言葉は呪い。
とはいっても瓊瓊杵は結構長生きした計算になるみたいですけどね(^^ゞ
その子孫にあたる私たちは、花のように短い……ってほどでもないとは思いますが……命をしか持ちえないのです。
瓊瓊杵のせいで!!!!!
ってことで私たちは、もっと瓊瓊杵を恨んでも憎んでもいいような気がしますが(笑)
割とそういう話しにはなりませんね。
でも、瓊瓊杵の器の小ささは、いろいろなところで露見するのでした。
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